猫たちの休憩場所として窓際は理想的な場所の一つ。
外の景色をみたり、日向ぼっこしたり、猫たちがストレスを発散できるように、窓用のハンモックが気になっていませんか?
ところが窓用のハンモックをつける際に、以下のような点を心配されている方も多いかと思います。

猫が乗ったときに、ハンモックが一緒に落ちそう…。

窓用ハンモックを付けたいけど、使ってくれるかな…。
この記事では「窓用ハンモックの選び方」から「窓につける際の事前準備」「おすすめの窓用ハンモック」についてご紹介します。

ハンモックが落ちてしまう問題は、窓の汚れや吸盤の劣化、猫の体重など様々な原因が潜んでいます。
猫たちが外の景色を楽しんだり、リラックスできる場所を増やせるように、この記事が参考になれば幸いです。


〈プロフィール〉
- 猫の飼育歴:6年目
- 迷い猫「くぅ」、保護猫「みり」と生活中
- 猫との遊びを充実させるアイテムを模索中
- キャトログを使い続けて【13ヶ月目】
窓用ハンモックを選ぶ際のポイント


窓用ハンモックって落ちそうで不安……。
窓用ハンモックを安全に設置するためには、準備と確認の徹底が必要です。
- 窓の横幅とハンモックの横幅を確認
- ハンモックの耐荷重を確認
- ハンモックの素材や丈夫さを確認
窓の横幅とハンモックの横幅を確認

窓とハンモックの横幅を事前にチェックするのが重要なポイントの一つです。
商品が届いてから「ハンモックが付けられない…」という悲しい状況を避けるために、ガラス幅に対応可能なハンモックを選ぶようにしましょう。

買ったハンモックの幅がガラス幅より短い場合はどうしたら良い?
ポリエステル製のハンモックの場合は多少歪んでしまいますが、2〜3センチの誤差であれば設置することは可能でした。
木製やフレームが金属製のハンモックは長すぎると設置できないので、窓の幅チェックは必ず行いましょう。
ハンモックの耐荷重を確認
窓用ハンモックには猫が乗っても大丈な重さである耐荷重(kg)が記載されています。
1匹で飼っている場合には耐荷重を超えることは考えにくいですが、多頭飼いしている場合には注意が必要です。
ハンモックの素材や丈夫さを確認
ハンモックに使われている素材には、以下のようなものがあります。
- ナイロン製
- 木製
- ポリエステル製
ハンモックの素材選びは、猫が快適に過ごせるかどうかを左右する重要な要素です。猫がリラックスできるような感触のものを選びましょう。

我が家ではポリエステル製のものが一番人気です!
ポリエステル素材は耐久性のあり、猫の爪とぎ行動などで容易に壊れることがなく、長期間使用することが可能になります。
窓用ハンモックの落下防止対策4選

お気に入りのハンモックが手に入ったら、次に重要なのは設置方法です。
- 窓がラグの脂分やほこりを取り除く
- お湯で吸盤を温める
- 少量のハンドクリームを吸盤に塗り込む
- 【SANEI 吸盤用 スーパー補助板】を活用
窓ガラスの脂分やほこりを取り除く
窓ガラスの表面にほこりや指紋が付いていると吸盤も落ちやすくなってしまいます。その後、メガネ拭きなどのマイクロファイバー製の布で拭いて仕上げををします。
お湯で吸盤で温める

新しい吸盤はお椀型に湾曲した形状になっています。湾曲した形状のおかげで、吸盤と窓ガラスの間に真空状態を作り出し吸盤が落ちにくくなります。
吸盤をガラスにつける前には、お湯でゴムを柔らかくするのがおすすめです。熱湯をかけるとゴムが歪んでしまうため、お湯の温度には注意が必要です。
少量のハンドクリームを吸盤に塗り込む
吸盤には目で見ただけではわからないような、細かなヒビがあります。吸盤を使用する前に、米粒ほどの量のハンドクリームを塗りましょう。ハンドクリームを塗り込む際には事前に吸盤表面のほこりはしっかり取ることも大切です。
【SANEI 吸盤用 スーパー補助板】を活用

ガラスに吸盤をつける際に、補助してくれるアイテムが「SANEI 吸盤用 スーパー補助板」です。補助板を貼る前にも、ガラスはしっかり拭いて汚れを落としてから行いましょう。

吸盤が2箇所以上あるけど、どうした良いの?
ハンモックの種類によっては吸盤が3、4箇所のものもありますが、最初は上部の2箇所にSANEI 吸盤用 スーパー補助板を設置してみましょう。

窓用ハンモックの万が一の落下に備える

色々準備したけど、それでも落ちないか心配……。
事前準備をしっかりしていも、経年劣化などでハンモックが落ちる場合があります。万が一ハンモックが外れた場合にも、猫たちが怪我をしないように対策を行いましょう。
- 最初は低い位置に設置する
- ハンモックの下に物を置かない
- 複数の猫がいる場合は、窓用ハンモックを複数設置する
- 定期的に吸盤の状態を確認し、外れそうであれば清掃する
設置後の定期的なチェックは特に重要です。
ハンモックを新調するタイミングは?

吸盤は次第に劣化するので、指で押して外れたりしないか定期的に確認しましょう。
ハンモックの留め具のチェックも重要です。我が家で使用しているハンモックは、吸盤とハンモックをプラスチックの棒で止める構造になっていました。
このタイプの吸盤は、留め具のプラスチックの方が先に折れてしまうことがあります。

壊れてしまった場合は、新しいハンモックに買い換えるか吸盤を新調しましょう。
1年ほどハンモックを使用したころに、プラスチックの棒が折れてしまいました。そのため、使用開始から1年を目安に買い替えを検討しましょう。

猫は窓用ハンモックを使ってくれる?
ハンモックを設置してから使用してくれるまでには時間がかかることがあります。
「みり」は設置した翌日から使ってくれましたが、「くぅ」はハンモックを使うまでに3週間ほどかかりました。
慎重な性格の子は使いだすまでに時間がかかることもあるので、設置後は無理にハンモックに乗せたりせずに様子をみてみましょう。
ハンモックに慣れていなかったり、警戒しているような場合は、まずはハンモックを低い位置に設置しましょう。安心して落ち着ける場所であると覚えてもらうことが大切です。
しばらく経っても使ってくれない場合
筆者は現在3種類のハンモックを使用していますが、ハンモックの形状や素材によって使用頻度に大きな違いがあります。
しばらく経っても使用してくれない場合は、ハンモックがお気に召さなかった可能性も考えましょう。
お椀型のハンモックがおすすめ!


どのハンモックが良いのかわからない…。
筆者がオススメするハンモックの形状は、お椀型のハンモックです。
我が家では「お椀型」「ステップ型」「個室型」の3種類の異なるハンモックを設置しています。我が家では好きなハンモックを自由に選べるようにしていますが、2匹ともDEWEL社製のハンモックを優先的に使用しています。

- 飛び乗りやすく、使用率が高い
- すっぽりハマる大きさで、様々な体勢で寝やすい
- 窓を傷つけるリスクが低い
- 猫の毛が付着しやすく、掃除がしにくい形状
- 長期間使用するとハンモックが歪む
- 長期間の使用で吸盤の固定具が折れる
猫たちが窓用ハンモックに慣れてきたら、お部屋にマッチする形のハンモックを選んだり、異なる形状のハンモックを設置してみるのもオススメです。

窓用ハンモックの活用方法

キャットステップの代わりになる

複数のハンモックを付けられるくらいの大きな窓がある場合は、段違いに設置してみるのがおすすめです。
休憩スペースとしてだけでなくキャットステップとしても利用することで、猫の行動範囲を増やすことができます。
上下に設置する

段違いに設置するには窓の幅が狭く難しい場合には、上下に設置してみるのがおすすめです。
片方のハンモックが使用中の場合は、他のハンモックに乗り込むことで2匹で上手にシェアしています。
同時に乗ってもハンモックは大丈夫?!

多頭飼いしている場合には、猫たちの体重とハンモックの耐荷重を事前にチェックしておきましょう。耐荷重の範囲であればハンモックが落ちる可能性は低くなります。
窓用ハンモックを落ちにくくする方法

今回は窓につけるハンモックの選び方や落ちにくくする設置方法についてご紹介してきました。

窓用ハンモックは落ちそう…
ハンモックの設置を悩んでいる方も、この記事を参考にぜひ設置を検討してみてください。窓用のハンモックを設置して、猫たちがリフレッシュできる空間を増やしてみてはどうでしょうか?!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。