仕事が忙しくって、猫のご飯の時間が不規則になりがち…。
早朝や深夜にご飯をせがまれて大変…。
猫たちの食事管理でお悩みの飼い主さんも多いのではないでしょうか?
自動給餌器があれば、日々のご飯問題を軽減して、猫の健康を保ちながら飼い主さんの生活もぐっと快適になります。
ところが、自動給餌器には便利な面だけでなく、知っておくべき注意点や管理のコツもあります。
本記事では、自動給餌器のメリットとデメリット、選び方、さらにトラブルを防ぐための使い方を詳しく解説します。
〈プロフィール〉
- 猫の飼育歴:5年目
- 迷い猫の「くぅ」、保護猫の「みり」と生活中
- 猫と暮らすためのヒントをご紹介
- 猫たちとの遊びを充実させるためのアイテムを模索中
記事を読むことで、自動給餌器の使い方をより深く理解し、猫に適した環境を整えるための情報が得られるはずです。
自動給餌器を購入前に特徴を知っておきましょう!
自動給餌器を使うことで1日の食事回数を増やすことも可能です。猫の1日の食事回数については、【猫の食事回数、どう決める?】|基本的な回数とトラブル別の調整法を徹底解説という記事も参考にしてみてください。
自動給餌器は忙しい飼い主さんにおすすめ!
早朝や夜遅くに食事を欲しがる猫も多いですよね。そんな場合でも自動給餌器を設定しておけば、飼い主さんもしっかりとした睡眠を取ることが可能になります。
自動給餌器は決まった時間に一定量のフードを与えることができるため、食べ過ぎや食べ残しの心配も減ります。特に猫の肥満対策として、一定の食事量を保つことは重要です。
さらに、スマート機能付きの自動給餌器を選べばさらに便利です。
- スマホで給餌状況を確認できる
- カメラ付きの自動給餌器
- Wi-Fi接続でリアルタイム通知
自動給餌器を導入することで、忙しい日々でも愛猫の健康を守りつつ、飼い主さんの負担を減らせます。特に共働き家庭や外出が多い方にとって、自動給餌器は猫との生活をより快適にするアイテムと言えるでしょう。
自動給餌器の基本機能
自動給餌器は設定した時間に自動でフードを猫に提供するアイテムで、忙しい飼い主さんの負担を軽減し、猫の食事管理を効率化する基本的な機能が備わっています。
- タイマー機能
- 量の調節機能
- 音声でのメッセージ機能
複数回給餌を設定すれば決まった時間に一定の食事量を与えることができるため、過食や肥満を防ぐのに役立ちます。
「スマート機能」が搭載された高機能な機種では、専用アプリで給餌時間や量をリアルタイムで管理したり、外出先から遠隔操作も可能です。また、停電時に備えた「電池対応」機能も備えている機種が多く、万が一の電源トラブルにも対応できる設計になっています。
何が便利なの?自動給餌器のメリット3選
自動給餌器のメリットとして、下記の3点を解説します。
- 外出時も安心できる
- 飼い主さんの手間を軽減できる
- きちんとした食事管理が可能
外出時も安心できる
自動給餌器を使うことで、飼い主さんが不在でも定期的にフードを与えられます。仕事で帰宅が遅くなったり、外出や出張で家を留守にしたりしても、猫の食事を心配する必要がありません。
猫のストレスや不安も軽減できるため、飼い主さんの生活スタイルにも柔軟に対応でき、心強い味方になってくれます。
飼い主さんの手間を軽減できる
自動給餌器は、飼い主さんの負担を減らしてくれる便利な道具です。決まった時間に餌をやる必要がなくなるため、生活が快適になります。自動給餌器のメリットは、下記のとおりです。
- 朝早くや夜遅くの給餌が自動化される
- 外出中や仕事中でも餌やりができる
- うっかり餌やりを忘れることがなくなる
- 毎回のフードの量を測る手間がなくなる
スマートフォンで操作できるタイプを選べば、外出先からでも猫の食事管理が可能です。
複数の猫を飼っている場合は、それぞれの猫に個別に餌を与えられるように部屋を分けたり、複数の猫にフードをあげられる機種を選びましょう。
きちんとした食事管理が可能
家族がご飯をあげると、フードの量がバラバラになっちゃう…。
自動給餌器を使用すると、猫のフード量を一定に管理できます。過食や肥満を防ぎ、食事のタイミングと量を一定に保てます。
自動給餌器を使用すると体重管理や食事量管理の負担も軽減することができます。
知っておきたい注意点!自動給餌器のデメリット4選
猫用の自動給餌器のデメリットとして、下記の4点を解説します。
- フード詰まり
- 食欲や体調の変化に気づきにくい
- ウェットフードの対応が難しい
- 多頭飼いの場合、フードの横取りが発生する
フード詰まり
よく見られるトラブルの一つが、フードの詰まりです。
ドライフードは湿気を吸収して大きくなり、給餌器内部で詰まることがあります。また、ストッカータイプの自動給餌器は対応できるフードの大きさが決まっています。
自動給餌器の購入前にフードの大きさに対応しているか確認することが重要です。また、定期的に給餌器内部を掃除し、ホコリやフードかすが残らないようにしましょう。
食欲や体調の変化に気づきにくい
自動給餌器は便利な道具ですが、機械任せにすると猫の食欲や体調の変化に気づきにくくなることがデメリットです。猫たちの食べ方に変化があっても、早期発見が難しくなるおそれがあります。
体調不良のサインを見逃したり、食欲低下を早期に発見できなかったりすると、対応が遅れてしまいます。自動給餌器を使用する場合は、機械に頼りっきりにならずに猫の食事の様子を観察する時間が大切です。
ウェットフードの対応が難しい
自動給餌器は基本的にドライフードに対応しており、ウェットフードを使う場合には対応した自動給餌器を選ぶ必要があります。
特にウェットフードは開封後に時間が経つと腐りやすく、冷蔵保存を必要とするため、適切な温度管理ができない場合は不衛生になる可能性があります。特に夏場や高温多湿の環境での使用に影響を与えるため、冷却機能がない給餌器は避けましょう。
冷却トレイや氷パックを組み合わせて使用するタイプの給餌器を選ぶと、短時間であれば新鮮さを保てます。ただし、時間設定機能があるからといって放置すると腐敗することがあるため、あくまで半日程度の使用が推奨されます。
ウェットフードを自動給餌器で利用する際は、短時間で食べ切れる量を設定し、機器を衛生的に保つための定期的な掃除が重要です。
多頭飼いの場合はフードの横取りが発生する
複数の猫を飼っている際、フードの横取りが発生する可能性があります。横取りが発生すると、猫たちの食事量に悪影響を及ぼすので注意が必要です。
横取りが発生する原因は、猫それぞれの食事スピードや体格、性格の違いなどです。横取りが発生すると、下記の問題が発生します。
- 一部の猫が十分な量を食べられない
- 弱い立場の猫が餌を奪われやすい
- 猫同士のストレスや喧嘩の原因になる
横取りが発生すると、各猫の適切な栄養管理を行えません。自動給餌器を使用する場合も、猫たち食事場所を離したり、それぞれ専用の自動給餌器を用意するなど個々の猫に合わせた給餌管理を行いましょう。
自動給餌器を使う際の注意点
餌量や頻度を適切に設定する
猫の健康を守るためには、適切な量と頻度で餌を与えることが大切です。猫の年齢や体重、日々の活動量に合わせて餌の量を調整してください。成猫の場合、1日の餌は2〜3回に分けて与えるのが一般的です。朝と夕方を中心に時間を決めると、猫の生活リズムに合わせられます。
猫たちの食事管理は、一定の時間に決まった量のフードを与えることが重要です。また、定期的に体重をチェックしましょう。自動給餌器を導入したら、猫の様子を観察することも大切です。
食べ残しがある場合は、量や回数を見直してください。
»【猫の食事回数、どう決める?】|基本的な回数とトラブル別の調整法を徹底解説
給餌器の動作を事前にチェックする
自動給餌器を導入した直後は、猫たちも警戒して近づいてくれなかったり、自動給餌器の動作音を怖がってしまう可能性があります。自動給餌器の動作を事前にチェックすることも、猫の健康と安全を守るために欠かせません。
以下のようなポイントを確認しておきましょう。
- 餌の出る音や量
- 給餌スケジュール
- バッテリー残量や電源接続
- フードの残量
最初は飼い主さんが見守りながら、自動給餌器を使ってみましょう。猫たちに自動給餌器からフードがでるようすを確認させ、警戒心を和らげてあげることが重要です。
猫たちが問題なく自動給餌器からフードを食べてくれるようになれば、留守番中にも使うことできます。
給電方法を確認する
自動給餌器は電源コードによる給電と電池による給電の2種類の方法を備えている商品が多いです。
在宅の場合は電源コードのみでも大丈夫ですが、留守番時に使用する場合は停電や電源系統のトラブルに対応できるように電池も合わせて使用しましょう。
メンテナンス方法
自動給餌器を長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスとして必要な作業は、下記のとおりです。
- 内部の清掃
- フードの詰まりチェック
- 電池交換
- センサーやタイマーの動作確認
定期的にメンテナンスを行うことで、フード詰まりを防ぎ、清潔な状態を保てます。ただし、製品によってメンテナンス方法が異なるため、取扱説明書を事前に確認してください。メンテナンスは手間がかかりますが、猫の健康と安全を守るためにも定期的に行いましょう。
自動給餌器の選び方:チェックしておきたいポイント
猫用の自動給餌器の種類と特徴として、下記の3点を解説します。
- ストッカータイプの特徴
- トレータイプの特徴
- スマート機能付き自動給餌器の特徴
ストッカータイプの特徴
ストッカータイプは大容量の餌を保存でき、長期間の自動給餌が可能です。ストッカータイプの特徴は、下記のとおりです。
- 大容量のフードが保管可能
- 乾燥剤付きで餌の鮮度を保てる
- 給餌回数や量の調整ができる
- ドライフード専用が多い
ストッカータイプはフードの詰まりにや猫たちのいたずらに注意が必要です。現在お使いのフードの大きさが自動給餌器に対応できる大きさか、猫たちのいたずら防止に対応している構造になっている確認しましょう。
サイズが比較的大きいため、設置場所の確保も必要です。他のタイプと比較すると、清掃や洗浄にも手間がかかります。電源が必要な機種が多いので、コンセントの位置など、設置場所にも注意が必要です。
トレータイプの特徴
トレータイプの自動給餌器は、コンパクトで省スペース設計が特徴です。トレータイプは少量ずつ複数回に分けて食事を与えるのに適しています。トレータイプのメリットは、ウェットフードにも対応でき、清掃が比較的簡単なことです。
トレータイプは構造がシンプルな分、故障が起こりにくいのもメリットです。
- 1回分ずつ個別のフードをセット可能
- ウェットフードが使える
- トレーの掃除が簡単
ストッカータイプと比較して、頻繁にフードを補充する必要もあります。ウェットフードを使用している飼い主さんはこちらのタイプを検討しましょう。
スマート機能付き自動給餌器の特徴
スマート機能付き自動給餌器は、アプリを使って離れた場所から操作できるのが特徴です。外出中でも簡単に猫の食事を管理できます。スマート機能付き自動給餌器を使用するメリットは、下記のとおりです。
- カメラで猫の様子を確認
- Wi-Fi接続でリアルタイム通知
- 音声録音で猫を呼び寄せ
- 給餌スケジュールの調整リスト
上記の機能があることで、1人暮らしの方でも安心して猫を飼うことができます。複数の猫を飼っている場合も、それぞれの猫に合わせた設定ができます。餌の残量を自動で確認して知らせてくれるので、餌切れの心配がありません。温度や湿度を測るセンサーがあるため、餌を新鮮に保てます。
まとめ:自動給餌器はこんな飼い主さんにおすすめ
自動給餌器は忙しい飼い主さんや、日常のスケジュールが不規則な方にとって心強いアイテムです。
早朝や深夜に猫がご飯をねだることに困っている方、急な外出が多い方、または留守中に食事の管理ができるようにしたい方は導入してみることをオススメします。
特にダイエットや食事制限が必要な猫にとっても便利で、量や時間を細かく設定することで健康管理をサポートすることが可能です。
自動給餌器は忙しい飼い主さんの生活をサポートしながら、猫との生活をより快適にする手助けをしてくれます。
最後までお読みいただきありがとうございました。