ちゃんと計算してご飯あげてるのに、最近太ってきた?!
運動量が減ってきたけど、ご飯の量も見直しが必要?
猫たちの食事量を定期的に見直してあげることは、飼い主さんに求められる大切な役割です。
猫の活動量や年齢、体重によって必要な食事量は変わってきます。例えば、室内で過ごす猫は運動量が少なくなりがちで、過剰なカロリー摂取によって肥満につながるリスクが高くなります。
この記事では活動量や年齢に基づいた食事量の計算方法を取り入れ、猫の食事を見直すための具体的な方法を紹介します。
〈プロフィール〉
- 猫の飼育歴:5年目
- 迷い猫の「くぅ」と保護猫の「みり」と生活中
- 猫と暮らすためのヒントをご紹介
- 猫たちとの遊びを充実させるためのアイテムを模索中
計算方法 | 特徴 |
・簡易的な計算方法 | 計算が簡単だが、他の方法と比べると食事量にズレが生じる。 |
・ペットフードの記載量を使用した計算方法 | 計算が簡単だが、性別や活動量、健康状態によって食事量にズレが生じる。 |
・詳細な計算方法 | 1日の食事量が的確に分かるが、計算するのが面倒。 |
・Catlog「猫食事」機能を利用した方法 | アプリを使って食事量を簡単に計算でき、食事量も的確。Catlogを使うための費用がかかる。 |
猫たちの減量をする際には、単にフードの量を減らすだけではなく、栄養バランスの取れたフードを選び、適切な回数で与えましょう。ドライフードとウェットフードの特性を理解し、それぞれのメリットを最大限に活用することも、猫の健康を守るために重要です。
これらの知識を活用することで、猫の肥満を予防し、長く健康的な生活をサポートすることが可能になります。
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猫にとって適切な食事量とは?
猫たちの健康を維持するためには、食事量を定期的に見直していくことがとても重要です。食事量はさまざまな要因で変化します。
まずは猫たちが1日にどのくらいエネルギーを消費するのかを把握して、それぞれの猫たちに合った食事量を計算してみましょう。
- 年齢
- 体重
- 活動量
- 不妊去勢手術の有無
- 健康状態
食事量を計算するにはどうしたら良いの?
猫の食事量を調節する際には、1日あたりのエネルギー要求量(DER)を把握する必要があります。簡易的な計算式を使うことで、DERを求めることができます。
猫の場合には、体重(kg)に係数(10 週齢では250、20 週齢では 130、30 週齢では 100、40 週齢や 50 週齢で活発な個体では 80、40週齢や 50 週齢で不活発な個体では 70)をかけることで計算できます。
引用:飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~
1日あたりのエネルギー要求量(DER )=係数×現在の体重(kg )
1日あたりのエネルギー要求量(DER)が分かったら、次はペットフードに記載されているカロリー情報(例:100gあたり350kcal)を探してください。この2つの数字が分かれば、1日の食事量が求められます。
・食事量(g /日)=1日あたりのエネルギー要求量(DER)÷ペットフードに記載のカロリー情報(kcal/100g)×100
この計算方法を使うことで、簡易的に1日あたりの食事量が求められます。しかし、この計算方法は実際に必要な食事量とズレがある場合があります。より正確な食事を求めるには、「食事量の計算方法」という項目で解説している計算方法が必要になります。
過剰な食事は肥満を引き起こし、糖尿病や心疾患などのリスクを高める原因です。肥満は関節への負担を増し、運動能力を低下させることもあります。逆に、栄養不足は体力の低下や免疫力の弱化を招く可能性があり、猫が病気にかかりやすくなる要因の一つです。
猫のライフステージに合わせたフード選び
必要な食事量は年齢や体重に応じて変化していきます。子猫は成長期であり、多くの栄養が必要です。一方、成猫は体重を維持するためのバランスが重要となります。シニア猫は運動量が減るため、低カロリーで栄養価の高い食事が必要です。
それぞれ猫たちのライフステージに応じたフード選びが、健康維持の重要なポイントとなります。
子猫の食事量|成長期に必要なカロリーとは?
成長期にある子猫は大量のエネルギーを必要とします。
生後2.5ヶ月の子猫には1日に体重1kgあたり250kcalのカロリー、生後5ヶ月の子猫には1日に体重1kgあたり130kcalのカロリーが推奨されます。この時期は急速に体が大きくなるため、栄養バランスが取れた高カロリーのフードを与えることが重要です。
成猫の食事量|肥満予防に適した量を知ろう
成猫になると、必要なカロリー量は低下していきます。一般的に、成猫の体重1kgあたり約80kcalが目安とされます。ただし、活動量や性別、不妊去勢手術の有無、健康状態などによっても必要なカロリーは変化します。
食事量は個々の猫のライフスタイルに合わせて調整することが大切です。また成猫の食事管理では肥満予防が重要な課題となります。過剰な体重は、糖尿病や関節炎などの健康リスクを高めるため、適切な食事管理が求められます。
猫たちが肥満かどうか判断するには、BCSを測定してみましょう。体重測定とは違い、外見と肋骨部位を触ることで判定することができます。
引用:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン(2009)
ネコちゃん無料肥満度チェックというサイトを利用することで、簡単にBCSが測定できます。こちらのサイトもチェックしてみてください。
シニア猫の食事量|年齢に合わせた調整が重要
猫のシニア期(7歳以上)は次第に活動量が低下するため、カロリーの摂取量を減らす必要があります。筋肉の衰えや消化機能の低下が見られるため、消化の良い高品質なタンパク質を含むフードを選ぶことが重要です。さらに、腎臓病や関節炎などの加齢に伴う健康リスクに対応するため、特定の栄養素を強化した食事が役立ちます。
食事量の計算方法
猫たちの食事量を計算するには、2つのステップが必要です。それぞれのステップについて、いくつかの方法をご紹介していきます。まずは、取り組みやすい方法で行っていきましょう。
- 体重測定をする
- ペットフードの1日の食事量を計算する
体重測定をする
猫たちの1日のフードの給与量を計算するには、体重測定が欠かせません。猫たちの性格を考慮して、測定しやすい方法を選びましょう。
- 飼い主さんと一緒に体重計を使用する方法
- ペット専用の体重計を使用する方法
- CatlogBoard2の体重測定機能を利用する方法
飼い主さんと一緒に体重計を使用する方法
体重計が自宅にあれば、どなたでも行える方法です。抱っこを嫌がらず、体重測定の間じっとしていられる猫たちに最適です。
ご家庭で使用している体重計に猫を抱えた状態で体重測定(①)します。次にご自身の体重(②)を測定し、先ほどの①の数値から②の数値を引けば求められます。
ペット専用の体重計を使用する方法
Amazonなどのネットショップで販売されているペット専用の体重計を使用するのも良い方法です。抱っこを嫌がる猫に最適な方法となります。
猫たちをキャリーケージに入れた状態でも体重測定ができるペットくんがおすすめです。
Catlog Board2(キャットログボード2)の体重測定機能を利用する方法
猫たちの体重測定は1回だけ測れば終わりではありません。定期的に計測することで、体重の変化を管理していくことも重要です。
Catlog Board2は猫トイレの下に設置することで、猫のおしっこやうんちの回数・量を自動で測定してくれるアイテムです。体重測定機能が備わっており、トイレの度に猫たちの体重を自動で測定してくれます。毎日の体重推移がわかるため、猫たちの体重の増減も一目瞭然です。
Catlog Board2の詳細については、Catlog Board2(キャットログボード)をレビュー!|6つのおすすめポイントという記事にまとめているので参考にしてみてください。
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ペットフードの1日の給与量を計算する
猫たちの体重(kg)が判明したら、次はペットフードの1日の食事量を計算していきましょう。計算方法には以下の3つの方法があります。
- ペットフードの袋に記載されている給与量を参考にする
- 1日の消費カロリー量を計算して、給与量を求める
- Catlogの猫食事機能を利用する方法
いづれの方法を用いた場合でも重要なのは、体重や体型の変化を観察することです。1日の食事量はあくまで目安なので、現在与えている量に対して猫たちの体重がどのように変化しているのかを定期的にチェックしていきましょう。
ペットフードの袋に記載されている給与量を参考にする
ペットフードには体重ごとに1日の食事量の目安が記載されています。測定した体重(kg)から目安表に記載されている給与量を選ぶことで、食事量を求めることができます。
この方法ならすぐ分かるし、簡単だね!
我が家で使用している「ボナペティ チキン&シュリンプ」の給与量は上記の写真のようになります。
体重は1kgきざみに設定されているため、おおまかな目安しかわかりません。
この方法では猫たちのライフステージや健康状態、不妊去勢手術の有無は考慮されていないため、実際に必要な食事量とのズレが生じる可能性があります。
1日に必要なカロリーを計算して、給与量を求める
猫にとって適切な食事量とは?でご紹介した簡易計算方法と比べると、少し複雑な計算が必要になります。1日に必要なカロリーを求めるために、安静時エネルギー要求量(PER)を計算していきましょう。
安静時エネルギー要求量(RER ) = 70×(体重:kg )0.75
iPhoneの電卓を使用する場合は70×(体重:kg)と入力し、次に「Xy」というボタンを押した後0.75と入力します。最後に「=」を押すとPERが計算できます。
次に猫の状態やライフステージを考慮して、PERに係数をかけていきます。
条件 | 係数 |
未去勢/未不妊 | 1.2 |
去勢/不妊手術済み | 1.0〜1.1 |
肥満傾向/室内飼育 | 1 |
減量時/安静時 | 0.8 |
高齢期 | 0.8〜1.1 |
1日あたりのエネルギー要求量(DER )=安静時エネルギー要求量(PER )×係数
1日あたりのエネルギー要求量(DER)が分かったら、ペットフードに記載されているカロリー情報(例:100gあたり350kcal)をメモしましょう。
食事量(g /日)=1日あたりのエネルギー要求量(DER)÷ペットフードに記載のカロリー情報(kcal/100g)×100
ここまでの計算をすることで、1日に必要な食事量が分かります。
Catlogの「猫食事」機能を利用する
猫たちの食事量を詳細に計算するには、細かなカロリー計算が必要になってきます。
できれば詳しいカロリーを計算したいけど、ちょっと難しいな。
そんな場合にオススメなのが、猫用ウェラブルデバイスのCatlogです。
Catlogには「猫食事」という機能が備わっており、この機能を使うことで猫たちの消費カロリー目安を知ることが可能となります。消費カロリーを参考にすることで、現在使用しているペットフードのカロリーから1日の給与量を求めることが可能になります。
必要な食事量はCatlogのアプリを見ることで、簡単に分かります。
計算方法によって、食事量は変わるの?
我が家の猫「みり(4.59kg、不妊手術済み、室内飼い)」の食事量をそれぞれの計算方法で計算してみました。現在使用しているキャットフードは「ボナペティ チキン&シュリンプ(333kcal/100g )」です。
計算方法 | 1日の食事量 |
・簡易的な計算をした場合 | 110g |
・詳細な計算をした場合 | 66g |
・ペットフードの記載量を使用した場合 | 83g(概算) |
・Catlog「猫食事」機能を使った場合 | 70g |
簡易的な計算をした場合は食事量が多くなるね!
Catlogの猫食事機能を使うことで、詳細なカロリー計算した場合の食事量に近い数値を簡単に得ることができます。またCatlog Board2を使うことで日々の体重も測定できるので、食事量の管理がより簡単に行うことが可能です。
計算方法によって、猫たちの食事量にはズレが生じることが分かりました。可能な限り詳細な計算方法で食事量を求めてあげることで、猫たちの肥満や栄養不足を防ぐことにつながります。
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ドライフードとウェットフードを併用する場合の量の決め方
ドライフードとウェットフードの併用は、猫に必要な水分量を確保しつつ栄養バランスを整えてくれる優れた方法です。しかし、それぞれの食事の特性やカロリー密度、水分量が異なるため、バランスをとるのが重要となります。ここでは、ドライフードとウェットフードを組み合わせる際の食事量の決め方について解説します。
ドライフードとウェットフードの栄養素とカロリーの違い
ドライフードはカロリー密度が高く、1日のエネルギー摂取量を効率よく確保できます。一方、ウェットフードは水分が多く、水分摂取が不足しがちな猫たちの尿路や腎臓の健康をサポートします。
併用する際は、1日のカロリー摂取目標に対して、ドライフードとウェットフードのカロリー量を確認し、目標カロリーを達成できる配分を決めていきましょう。
ドライフードとウェットフードの割合を決める要因
ドライフードとウェットフードの割合は飼い主さんや猫たちの状況で変わっていきます。以下のポイントを考えながら、それぞれの猫たちに合わせたフードの割合を決めていきましょう。
- コストパフォーマンス
- 猫の好み
- 1日の食事回数
- 留守番が必要かどうか
- 水分摂取量
コストパフォーマンス
コストを考えた場合、メインに与えるフードをドライフードにするのが一般的です。ドライフードは1gあたりのカロリーが高く、日持ちもするため、コストを抑えつつ栄養が摂取しやすいメリットがあります。
一方、ウェットフードは1食あたりの価格が比較的高くなる傾向があるため、水分補給や猫の嗜好を満たすために部分的に取り入れると良いでしょう。
猫の好み
猫には好みがあるため、食事の喜びや満足感も考慮して、ドライフードとウェットフードの割合を調整しましょう。ドライフードは噛み応えがあり、ウェットフードは香りが強く、どちらか特に好む猫もいます。
両方を組み合わせることで、食事の多様性が生まれ、猫の食欲を維持しやすくなります。食いつきが悪いと感じたら、好きなほうのフードを少し増やして、食事全体のバランスを保つと良いでしょう。
1日の食事回数
食事回数が多い場合は、ドライフードの比率を高めに設定すると管理がしやすく、特に長時間のお留守番の際には利便性が上がります。一方で、食事回数が少ない場合は、ウェットフードを多めにすることで、一度の食事で満足感を得やすく、かつ水分摂取もサポートできます。生活スタイルに合わせたフードの配分が大切です。
留守番が必要かどうか
留守番が多い家庭では、管理しやすいドライフードをメインにしつつ、ウェットフードを少量追加する方法が適しています。ドライフードは長時間置いても劣化しにくく、タイマー式の給餌器などで食事の管理も可能です。
反対に、出勤前や帰宅後にウェットフードを与えるなど、留守番後のご褒美として組み合わせる方法も人気です。
水分摂取量
水分補給を重視したい場合には、ウェットフードの割合を増やすのが理想的です。特に、尿路や腎臓の健康を意識する場合は、ドライフードだけに頼らず、ウェットフードを一定の割合で取り入れることで、自然に水分摂取量を増やせます。
1日のカロリー摂取量を基準にしたフードの配分方法
「ドライフードとウェットフードの割合を決める要因」の内容を参考に1日の中でウェットフードを何缶使用するか決めましょう。ドライフードとウェットフードをそれぞれどのくらいの量与えるか、以下のチャートに沿って決めていきます。
- 1日に必要なカロリー量を計算する(ペットフードの1日の給与量を計算する)
- ドライフードとウェットフードのカロリー情報を確認する
- ウェットフード使用量(何缶使うか)を決め、ウェットフードのカロリーを求める
- 1日に必要なカロリー量からウェットフードのカロリーを引く
- ❹で求めたカロリーとドライフードのカロリーからドライフードの量を求める
猫の1日の必要カロリーは体重や年齢、活動量によって変わります。「ペットフードの1日の給与量を計算する」(❶)を参考に1日の必要カロリー量を求めましょう。
「みり」の1日の必要カロリー量は230kcal/日となっています。ドライフード(333kcal/100g)とウェットフード(29.5kcal/100g、1缶80g)のを使った場合を例に計算します(❷)。
ウェットフードを1日3缶使用した場合、ウェットフードの1日摂取エネルギーは70.8kcalとなります(❸)。
ドライフードで補充する1日の必要カロリー量(230-70.8=159.2kcal)(❹)求めます。
最後にドライフードの給与量を求めます。159.2÷333×100=47gが1日に必要なドライフードの量になります(❺)。
フードを併用する場合にはそれぞれのバランスを考えて、給与量を決めましょう。
猫の活動量に合わせた食事量の調節
猫たちの生活環境や飼い主さんの遊びの時間の長さによって、運動量は大きく変化します。運動量の少ない猫たちはカロリー消費が少ないため。食事量の調節が重要です。また、適切な食事量とフードを選ぶことで、肥満を予防することができます。
室内飼い猫たちの運動量による食事量の違い
室内で生活する猫は、外で生活する猫に比べて運動量が少なくなりがちです。運動不足は肥満の原因の一つとなるため、食事量を適切に調節することがとても重要です。運動量が不足している猫に過剰なカロリーを与えてしまうと、余分なエネルギーが脂肪として蓄積され肥満に繋がります。
食事量の調整には、猫の消費カロリーを知ることが大切です。室内猫の場合、外で活発に動き回る猫に比べて1日に必要なカロリーが少ないため、その活動量に見合った食事量に抑える必要があります。適切な食事量を知るためには、猫の体重、年齢、活動レベルを考慮することが必要です。
室内猫は外で狩りをする代わりに、室内での遊びや運動を工夫してあげましょう。運動量を増やすことで、適切なカロリー消費が促進され、食事量も適度に維持することが可能となります。
肥満を防ぐためのフード選びと量のコントロール
猫の肥満を防ぐには、食事量のコントロールとフード選びが大きなポイントになります。特に肥満は糖尿病や関節炎、心臓病など、多くの健康問題を引き起こす可能性があるため、早期の予防が重要です。
低カロリーのフードを選ぶことが効果的です。低カロリーフードには、猫に必要な栄養素をしっかりと確保しながらも、エネルギー摂取を抑える工夫がされています。また、高タンパク質で低脂肪のフードは、筋肉を維持しながら脂肪の蓄積を抑えるのに役立ちます。
ウェットフードの利用もおすすめです。ウェットフードには水分が多く含まれており、満腹感を得やすいため、食べ過ぎを防ぐ効果があります。
食事の調節をする際の注意点
猫のライフステージに合わせて、キャットフードの種類や与え方も見直してみることもポイントになります。
食事を調節する際には、栄養バランスの取れたフード選びが重要です。また、食事回数を調整し、ドライフードとウェットフードをバランス良く組み合わせることで、水分補給や栄養管理も効果的に行えます。
栄養バランスを考えたフードの選び方
食事量を調整する際、単に食べる量を減らすだけでなく、栄養バランスを崩さないよう心がけることが大切です。たとえば、タンパク質は筋肉の維持に不可欠な要素であり、特に運動量が少ない場合でも、十分なタンパク質を摂取させることが重要です。また、少量をこまめに与えることで消化器官への負担を軽減し、健康維持につなげることができます。
猫は肉食動物であり、特に高タンパク質のフードが必要です。また、適切な脂肪、ビタミン、ミネラルを含んだフードを選ぶことも重要です。
- アルギニン、タウリンなどの必須アミノ酸
- アラキドン酸などの必須脂肪酸
これらの栄養素は、体内で生成できないため、食事で補う必要があります。
低カロリーフードやダイエットフードを選ぶ際にも、栄養が不足しないように注意が必要です。栄養バランスが崩れると、猫の健康を損なう原因となります。成分表を確認し、信頼できるフードを選ぶことが重要となります。
どのフード選べば良いか迷った際には、かかりつけの獣医さん相談してみましょう。
食事回数の調整|猫に合った与え方とは?
猫の食事回数は、1日2〜3回が一般的です。消化器官への負担を軽減したり、より健康的な生活をサポートするために、少量をこまめに与える方法もあります。特に、子猫やシニア猫、または体調が優れない猫には、少量ずつ食事を与えることで、胃腸への負担を軽減できます。
成猫で問題となる肥満を防ぐためには、一定の食事回数を守ることが効果的です。空腹感を抑えつつ、エネルギーの過剰摂取を防ぐため、食事量を適切に分割することがポイントとなります。食事回数を調整する際には、食事内容と時間を一貫して管理することが、猫の健康管理に役立ちます。
食事量の見直しが必要なサイン
体重の急激な増減や活動量の変化は、食事量の見直しが必要なサインです。
体重の増減に注目|猫の健康チェックポイント
猫の体重の増減は、食事量を見直す重要なサインです。例えば体重が増加傾向になっている場合、食事量が多すぎる可能性があります。一方で、体重が減少した場合は、食事量が不足している、または猫が必要な栄養素を摂取できていない可能性があります。
体重の他にBCS(ボディコンディションスコア)も定期的に測定してみましょう。BCSは猫たちの体型を評価する方法の一つです。通常は飼い主さんが猫を触って肋骨を感じ取れる程度が健康的とされています。
引用:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン(2009)
活動量の変化と食事量|見直しのタイミング
猫の活動量が急に変化した場合も、食事量の見直しが必要なサインです。以前に比べて運動量が大幅に減った場合、カロリーの消費が少なくなるため、食事量を減らすことで肥満を防ぐことが重要です。逆に、猫が活発に動き回るようになった場合は、エネルギー消費が増加している可能性があり、食事量を増やすことで栄養不足を防ぐことができます。
特に室内猫は活動量が少なくなりがちで、太りやすい傾向があります。運動不足が続くと、食事量が多すぎると感じても、肥満になりやすいので注意が必要です。一方で、季節の変わり目や環境の変化によって猫の運動量が増えることもあり、その際にはカロリーの摂取量も適宜調整する必要があります。
まとめ
今回の記事では猫たちの食事量の計算方法について、詳しく解説していきました。計算方法によって、猫たちの食事量に大きな差があることに驚かれた方もいるかと思います。
可能であれば詳細な計算方法(食事量の計算方法)で食事量を求めてみましょう。
難しい計算は苦手……。
計算が苦手な方はCatlogの力を借りるのも一つの方法です。Catlogは食事量の計算の他、睡眠時間や運動量の測定もできます。猫たちの健康維持のためにオススメしたいアイテムです。CatlogやCatlog Board2の詳細は別記事にてまとめているので参考にしてみてください。
\ クーポンコード「S6VS67」で利用料金が2ヶ月お得/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。