【2匹の相性が悪いとどうなる?!】猫の多頭飼い|関係性を決める3つのポイント

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「猫がもう1匹いたら、もっと楽しくなるかも」

そう思って多頭飼いを考えはじめたとき、ふと立ち止まる瞬間はありませんか?

うちの子、新入り猫と上手くやれるかな…。

相性が合わなかったら、対処できるかな…。

一緒に生活する先住猫が大切だからこそ、多頭飼いに踏み切れない飼い主さんも多いかと思います。

猫は本来、単独での行動を好む生き物。だからこそ、同居した新入り猫との相性が合わないとストレスを感じやすくなります

猫同士の相性が合うかどうかは、「運任せ」ではなく「しっかりした準備」で判断しましょう。優先すべきは、先住猫が幸せに暮らせることです。

この記事が先住猫たちにとって、幸せな多頭飼いへの第一歩になれば幸いです。

この記事を書いた人
いちろう

〈プロフィール〉

  • 猫の飼育歴:6年目
  • 迷い猫「くぅ」、保護猫「みり」と生活中
  • 猫との遊びを充実させるアイテムを模索中
  • キャトログを使い続けて【13ヶ月目】
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猫同士の相性が悪いと、どうなる?!


猫同士の相性が合わないと、私たちが思っている以上に深刻なトラブルに発展する可能性があります。

「新入り猫の受け入れ先を新たに探さなければならない」という最悪の事態にも発展することも。


多頭飼いで起きがちなトラブル

SNSでは多頭飼いしている飼い主さんのトラブル事例が数多く報告されています。

猫同士の相性が悪いと起こること(一例)
  • 猫同士のけんか
  • トイレの粗相
  • 猫の体調不良
  • 飼い主さんへの攻撃

特に先住猫の縄張り意識が強かったり、自己主張の強い性格の場合は、新入り猫の受け入れに時間がかかるケースもあります。

SNSでは幸せそうな多頭飼いの猫たちを目にすることも多いと思いますが、実際には猫同士の相性が悪く多頭飼いができなかったケーもあることを知っておきましょう。

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猫同士の関係に影響する3つのポイント

先住猫の性格

猫の多頭飼いを成功させるには、先住猫の性格が最も重要なポイントになります。

うちの猫は甘えん坊で穏やかだから大丈夫!

家族に対しては穏やかな猫であっても、猫同士でうまくやれるかは別問題です。

そもそもネコが嫌いなネコもいます。「社会化期」(中略)に他のネコと十分接する機会がないと、ネコを同種他個体と認識できずに、ネコ嫌いになってしまうこともあります。

引用:ネコからの人生相談 ニャンとかなりませんか? 斉藤慈子、服部円著 河出書房新社 P 58
  • 先住猫の性格は新入りを受け入れてくれるか?
  • 先住猫が猫嫌いではないか?

多頭飼いを始める前にこの2点をチェックしましょう。

先住猫が猫嫌いがどうかわからない…。

猫同士の相性をみるためにも、トライアル期間を設けて新入り猫と顔合わせする時間を作ることが重要です。猫の譲渡会では、猫を譲り受ける前にトライアル期間を設けている団体もあります。
≫猫同士の相性を見極めるトライアル期間

先住猫、新入り猫がお互いに気持ちよく過ごせるか、しっかり見極めてからでも遅くはありません。なによりも大事なのは「新入り猫が来ても、先住猫は幸せに暮らせるか?」という視点です。

縄張り意識

先住猫にとって、家の中は自分(先住猫)の縄張りです。その中に余所者(新入り猫)が入ってくることは、縄張り内に侵入することを許すことになります。

新入りが来たら急に粗相をするようになった!?

先住猫は自分の縄張りを主張するために、マーキングをすることがあります。「トイレ以外でのおしっこ」や「爪とぎは、マーキングの一種です。

先住猫は自身の縄張りを守るために、単独の時には見られなかったトラブルを起こしてしまうことがあります。

新入り猫の迎え方

「新入り猫の迎え方」は多頭飼いを成功させるためには重要なポイントです。

STEP
初日は顔合わせしない

迎え入れてすぐに顔合わせすると、お互いに警戒してしまい、関係が崩れてしまうこともあります。新入り猫は最初はケージで生活をさせましょう。

ケージは毛布で覆って、周囲が見えないようにしてあげると落ち着きやすいです。

STEP
新入り猫が慣れてきたら、ケージ越しに対面

先住猫は新入り猫に興味津々です。自由に様子を伺えるようにしてあげましょう。

新入り猫の状況を見ながらケージ越しに先住猫と対面させて、相手を観察させます。

最初はおっかなびっくりで接するかもしれませんが、お互いが慣れてくると臭いを嗅ぎあったりします。

STEP
お互いが慣れてきたら、新入り猫をケージから出してみる

ケージ越しの対面を繰り返してでお互いを極端に威嚇しないようであれば、ケージから出す時間を少しずつ増やしてあげます。

最初から部屋の中を自由にすると、先住猫が怒ってしまうことがあります。ケージから出す際は、飼い主さんがしっかりサポートしてあげましょう。

STEP
室内を自由に移動できるようにする

ケージから出る時間・回数を増やして新入り猫が慣れてきたら、ケージの扉を外して自由に行き来できるようにしてみましょう。

その際には先住猫と新入り猫とのやりとりをしっかり観察します。

猫同士の相性を見極めるトライアル期間

譲渡会や保護団体から猫を受けいれる際には、トライアル期間が設けられていることがあります。

トライアル期間の有無や長さは、譲渡会の主催者・保護団体によってそれぞれ異なります。事前にどのような体制になっているかチェックが必要です。

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最優先に考えるべきは「先住猫が安心して暮らせるか?」です。トライアル期間中もこの点を忘れないようにしましょう。

トライアル期間中の様子

「くぅ」と「みり」は互いの相性が良かったため、トライアル中も特に苦労せずに顔合わせ、同居と進んで行きました。

意外と簡単に顔合わせまで進めるの?!

トライアルが上手くいくかどうかは猫の性格・相性によるため、実際に行ってみないと分かりません。相性が悪く、受け入れまで時間がかかるケースがあることを理解しておきましょう。

日本テレビで放送されている「嗚呼‼︎みんなの動物園」は保護猫のトライアルの様子がたくさん放送されているので、ぜひご覧になってください。

YouTubeでも過去回の放送をみることが可能です。保護猫のトライアルの実際を学ぶには最適な教材になっています。

理想的な組み合わせは血縁関係のある猫

多頭飼いの理想的な組み合わせは、血縁関係のあるメス猫同士です。

一方でオス猫同士は縄張り意識が強く、高齢猫がいる場合は先住猫の負担が増えるため避けたい組み合わせになります。

相性の悪い組み合わせでは、多頭飼いがより難しくなります。先住猫と迎え入れる予定の新入り猫の組み合わせは必ずチェックしておきましょう。

まとめ 猫同士の相性が最重要

多頭飼いをする上で、猫同士の相性は重要なポイントになります。

  • 猫の相性が悪いと起きるトラブル
  • 猫の同士の相性に関わる3つ要因
  • 相性の良い猫の組み合わせ

これらは事前にしっかりチェックしておきましょう。そして多頭飼いを始める前に、YouTubeでトライアル様子しっかり確認しておくことをオススメします

多頭飼いには「猫同士の相性」意外にも注意点があります。【2匹目で後悔?!】猫の多頭飼い|5つの注意点を徹底解説!という記事では、多頭飼いをしてる飼い主さんの口コミを多くご紹介しています。

こちらの記事もぜひご覧になってください。

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