猫たちの爪は思った以上に早く伸びていきます。爪が折れてしまったり、引っ掻かれたりしないように、気づいた際にはすぐに切ってあげたいですよね。
爪を切りたいけど、じっとしていられないから難しい……。
抱っこが嫌いだから、爪を切るのが大変。
爪を切っている間、じっとしていられない猫たちも多いのではないでしょうか。特に1人で爪切りをしている飼い主さんにとっては、爪を一つ切るだけでも大変な作業です。
今回は洗濯ネットを活用した猫の爪切り方法をご紹介します。この方法を使えば、抱っこが苦手な猫たちの爪切りを、今までよりも楽に行うことができます。
- 猫に合った洗濯ネットを選ぶ
- 洗濯ネットに入れる場所をあらかじめ決めておく
- 洗濯ネットに入れている時間はなるだけ短く
- 暴れた場合は無理をしない
〈プロフィール〉
- 猫の飼育歴:5年目
- 迷い猫の「くぅ」と保護猫の「みり」と生活中
- 猫と暮らすためのヒントをご紹介
- 猫たちとの遊びを充実させるためのアイテムを模索中
自宅で出来る!洗濯ネットを使った猫の爪切り
飼い主さんに手を掴まれるのは、猫にとってもストレスがかかります。爪切りをすばやく行うために、洗濯ネット活用してみましょう。
- 狭い場所の方が落ち着くことが多い
- 暴れないようにコントロールできる
- 急に動いてケガしてしまうリスクを減らせる
茶トラの「みり」は、爪切りが大の苦手です。もともと抱っこも嫌いなため、じっとしていることができず爪切りがなかなかできない状況が続きました。
そんな「みり」でも洗濯ネットを使い始めたことで、今では自宅で爪切りができるようになりました。洗濯ネットに入れることが出来れば、1人で行う爪切り作業の負担もぐっと抑えることができます。
洗濯ネットを活用した爪切り3ステップ
洗濯ネットを使って爪を切る際に必要な手順についてご紹介します。
- 使いやすい洗濯ネットの選び方
- 洗濯ネットに入れる方法
- 洗濯ネットを使った爪切り方法
使いやすい洗濯ネットの選び方
洗濯ネット選びはとても重要なポイントです。ネットが大きすぎると、中で自由に動けるようになってしまいパニックになることもあります。猫が少し窮屈になるくらいの大きさの方が、猫が暴れて怪我をするリスクも少なくなります。
100円均一にはいろいろな形状の洗濯ネットがありますが、ドラムタイプの洗濯ネットが使いやすかったです。
形状や大きさなど色々なものを試してみて、使いやすい洗濯ネットを探してみましょう。洗濯ネットの目は荒いものがおすすめです。慣れてくれば、ネットの隙間から爪だけだして切ることも可能になります。
近所に100円均一のショップがないんだよね。
Amazonでも猫壱から「おちつくネット」という商品が販売されているので、そちらの商品も参考にしてみてください。
洗濯ネットに入れる
猫を洗濯ネットに入れる際には、以下の点に注意しましょう。
- 爪切りの時間帯を考える
- 洗濯ネットに入れる場所を考える
- ネットに入れる際は素早く行う
爪切りする時間帯を考える
爪切りをする際は、猫たちが落ち着いている時間に行いましょう。
猫は薄明薄暮性の行動をとり、明け方と夕暮れの時間帯に活動が最も活発になります。抱っこが嫌いな猫は人間の気配にも敏感に反応するため、あからさまにネットに入れようとするとすぐに逃げてしまいます。
そのため爪切りをする時間帯は、猫が落ちいている時を選ぶのがおすすめです。
洗濯ネットに入れる場所を考える
洗濯ネットに入れる際には、猫の逃げ場が少ない、狭い場所で行いましょう。我が家ではキャットタワーに付属している個室に入っているタイミングで行っていました。猫用ケージを設置している方は、ケージの中で行ってみるのも良いかと思います。
洗濯ネットに慣れていない猫たちは、飼い主さんがネットを持って近寄っただけで何かされると思い逃げ出してしまう可能性があります。部屋の中では洗濯ネットに入れるのも簡単ではないので、猫を入れるための場所を探しておきましょう。
洗濯ネットに入れる際は素早く行う
洗濯ネット入れる際には、しっかり声をかけて安心させてあげましょう。
チャックを開いた状態で洗濯ネットを素早く猫に被せます。狭い場所で行えば、ネットに入れること自体は難なく行えると思います。チャックを閉める際に、しっぽや足を挟まないように注意が必要です。
洗濯ネットを使った爪切り方法
猫の大きさに合わせた洗濯ネットを選ぶことで、猫の動きが制限されるので爪が切りやすくなります。ネットが大きいようであれば、タオルなどを入れて隙間を埋めた方が爪切りしやすいです。
チャックを少し開け、隙間から手を1本ずつ出して、手早く切ります。前足には5本、後足には4本の爪があります。切り忘れがないように、順番にチェックしてきましょう。
前足と比べると後足は洗濯ネットから出すのが少し難しいので、無理は禁物です。
爪切りする際のポイント
猫の爪を切る際には、時間をかけず素早くおこないましょう。猫は手を引っ込めようとするので、爪の血管を傷つけないように注意が必要です。
爪切りの点検を事前にしておくことも大事なポイントです。切れにくい爪切りを使用すると、断面がボロボロになったり、時間がかかるようになってしまいます。
我が家では廣田工具製作所の爪切り(ピコックタイプ)を使用しています。切れ味がよく、素早く爪切りが出来る点がおすすめです。
どうしても爪が切れない場合は動物病院やペットサロンへ
自宅での爪切りがどうしても難しい場合は、専門家に爪を切ってもらいましょう。
爪とぎしているから、爪切りは必要ない?
爪とぎは爪の外周にある古い角質を剥がす作業で、爪そのものは短くなりません。爪とぎをしていも猫の爪はどんどん伸びていくため、爪切りは猫を飼う上で必須の作業です。
インターネットで「猫 爪切り 病院 (お住まいの住所)」と検索すると、爪を切ってくれる動物病院がみつかります。病院で、爪切りに関するアドバイスを聞いてみるのも良いでしょう。
まとめ
- 猫に合った洗濯ネットを選ぶ
- 洗濯ネットに入れる場所をあらかじめ決めておく
- 洗濯ネットに入れている時間はなるだけ短く
- 暴れた場合は無理をしない
洗濯ネットを活用した抱っこが苦手な猫の爪切り方法についてご紹介してきました。日頃から洗濯ネットに慣れておくと、爪以外にも目や耳のチェックも可能です。
自宅で爪切りができれば、猫を病院に連れて行く手間も減り、猫のストレスを減らすことができます。今まで猫の爪切りを諦めていた方はぜひためしてみてください。