猫との暮らしを充実させるために、いま注目を集めているのが知育玩具です。ペット用品売り場やネットショップにはさまざまな種類のおもちゃが並んでいます。
知育玩具ってどれを選べば良いの?
自分で作ったおもちゃでも大丈夫?
どんなタイプの知育玩具が良いのか、おもちゃ選びも一苦労ですよね。
この記事では知育玩具選びのヒントになるように、どんな種類があるのか、知育玩具を使うことで期待できる効果や選ぶ際のポイントを解説していきます。
知育玩具を使って一緒に遊ぶことで、猫の思考力を高めるだけでなく、猫たちとのコミュニケーションも深めることができます。
どのおもちゃを気にいってくれるか一緒に考えていきましょう!
※知育玩具の中には木製のボールを転がすおもちゃといったものもありますが、この記事ではおもちゃにフードを入れる知育玩具についてご紹介していきます。
知育玩具が猫に与える影響
猫の知育玩具って何?
知育玩具はフードやおやつが中に隠れており、試行錯誤しながらフードを獲得するおもちゃのジャンルの一つです。
ボール型からパズル型など形状もさまざまなものが発売されおり、自作でおもちゃを作って遊ばせることもできます。
他のおもちゃと比較すると誤飲リスクが少ないため、留守番時にそのまま置いておくことも可能なおもちゃです。
知育玩具の役割
猫の学習能力を高めるために知育玩具の重要性は非常に大きいです。
猫は自然界では狩りを通じて知恵や体力を養っていますが、家庭内で生活する猫にはそのような機会が少ないため、知育玩具がその役割を果たしてくれます。
例えばボールの中にフードが隠れていたり、ごはん皿の内側に突起がありフードが取りにくくなっているなどの特徴を持つアイテムは、猫の好奇心を刺激し解決方法を考えることで脳を活性化させます。また、食事のスピードを抑えることができるため、早食いの対策にもなります。
考えながら食事をする過程で猫の学習能力が発達し、より活発で健康的な生活を送ることが可能です。
知育玩具を使用するメリット
考える力を鍛える
知育玩具を通じて猫はただ遊ぶだけでなく、学習する機会も得られます。
遊びを通じて猫は根気や解決策を見つける能力を身につけることができ、これは日常生活におけるさまざまなシチュエーションにおいて有用です。
また遊びを通じて得る成功体験は猫たちの記憶に残り、猫の自信を高める効果もあります。このような過程を通して、猫は豊かな感情を育み、心身ともに成長することができます。
ストレス発散
知育玩具は猫のストレス解消に大きな役割を果たしてくれます。
遊びを通じてストレスを発散させ、精神的な充足を得ることで、猫はより落ち着いた状態を保つことができます。
早食いの防止
ガラポン型の知育玩具は、早食い対策にも有効なアイテムです。
このタイプの知育玩具は、ご飯を食べる際にドラムを回転させる必要があります。タイミングよくフードが穴から出てくることで初めて食べることができるため、食事のスピードをゆっくりにすることが可能です。
知育玩具の種類と特徴
ボール型おもちゃ
ボール型おもちゃは、ボールを転がすことで中のフードがでるタイプです。猫が追いかけたり、つかんだりする動作を促し、運動能力や反応速度を鍛えるのに適しています。
このタイプは、特に活発な猫や遊びが好きな猫におすすめです。
パズル型おもちゃ
パズル型おもちゃは、猫の知的好奇心を満たす上で非常に有効です。いろいろな仕掛けで食べ物を隠しておくことにより、猫がそれを見つけ出すプロセスを楽しむことができます。
使い方を覚えるのに時間がかかる場合が多いので、おやつを利用したり、根気強く使ってあげることが重要です。
このタイプの玩具は、猫が食事の時間に早食いをする傾向がある場合の対策にも役立ちます。
パズル型のおもちゃは商品によって難易度に差があるので、最初はごくごく簡単なものを選んであげるのがおすすすめです。
ガラポン型おもちゃ
ガラポン型のおもちゃは猫の好奇心を刺激し、身体的な活動を促す有効な手段の一つとなります。
ごはんを得るために猫がある程度の努力を必要とします。これにより、猫は適度な運動を得るとともに、食べる楽しみや達成感も感じることができるのです。
このおもちゃを利用することで猫が食事する際の早食い対策にもなり、健康的な食習慣を育てることができます。
パズル型と比べると難易度が易しいため、一時的なフードボウルの代わりとして活用することも可能です。
知育玩具の選び方
猫の年齢に合わせた選び方
年齢に応じて、猫たちに適した知育玩具を選ぶことが大切です。
例えば子猫には彼らの好奇心を引き出し、運動能力を高めるシンプルなボール型のおもちゃがおすすめ。
一方、成猫ではより複雑で考えることを要求するパズル型のおもちゃを取り入れると良いでしょう。
どの年齢においても最初のうちはごくごく簡単なおもちゃを選ぶのがポイントです。複雑な構造をしたおもちゃは魅力的に映りますが、猫たちが一緒に遊び方を覚えてくれることを優先しましょう。
猫の性格に合わせた選び方
猫の性格は多種多様です。個々の性格に合わせた玩具を選ぶことで、猫はより遊びを楽しめるようになっていくでしょう。
活発な猫には動きが多く、追いかけることができるボール型の知育玩具が適しています。一方で内向的な猫には、静かに一人で遊べるパズル型の知育玩具がおすすめ。
猫の好みを確認しながらいろいろなおもちゃを試し、猫が最も反応するものを見つけ出すことが重要です。
安全性を確認する
知育玩具を選ぶ際には、猫の安全を最優先に考えることが必要です。
- 誤飲しやすい、小さな部品が使われていない
- 猫が咬んだり引っかいたりしても壊れないくらい丈夫
- 安全な素材で作られている
定期的におもちゃの状態をチェックし、壊れていないかを確認することを忘れてはいけません。
予算に合わせた知育玩具の選び方
知育玩具の価格は様々ですが、必ずしも高価なものが猫にとって良いとは限りません。
予算に合わせて、コストパフォーマンスの良い玩具を選ぶことが大切です。手作りの玩具や、家にある物を利用して猫が楽しめる玩具を作るのも一つの方法です。
ガチャポンの空カプセルは手に入りやすく、穴を開けるだけでおもちゃが完成するためおすすめです。
なによりも重要なのは猫が興味を持ち、安全に遊ぶことができるかどうかです。
知育玩具を使った遊び方
基本の使い方
知育玩具を使った遊び方の基本は、おもちゃにフードをいれて猫がそれを探し当てるというものです。
- 難易度が易しいものからスタート
- 一緒に使いながら遊び方をみせてあげる
- 興味を示してくれないときは、おやつを活用
猫とのコミュニケーションを深める遊び
知育玩具を使うことで、単に遊ぶだけではなく、猫とのコミュニケーションを深める機会にもなります。
おもちゃに興味を示す猫に対して声をかけたり、遊び終わった後にはなでて褒めてあげるといった接し方を心がけましょう。
一緒にフードを探していくことで、猫との信頼関係を築き上げることができます。
猫たちが飽きない遊び方
猫が飽きない遊び方を実現するためには、常に新しい要素を取り入れることが重要です。
- おやつの種類を変える
- フードを隠す位置を変える
- 難易度を調節する
- 知育玩具の種類を変える
知育玩具のメンテナンス
定期的な清掃方法
知育玩具はフードを入れることが多いので、定期的な清掃が必要です。
「洗いやすい形状か?」「洗いやすい素材か?」もおもちゃ選びの際の重要なポイントです。
水気を残さないようにすることで、猫が使用する際の衛生面も保つことができます。隅々まで清潔に保つためにも、定期的な清掃を心がけましょう。
耐久性のチェック
知育玩具は破損していないか定期的なチェックが必要となります。特に、おやつを隠す部分や猫がよくかじる部分は、破損しやすいため注意が必要です。
劣化したりや欠けているような場合は、猫がケガをしないようにすぐに交換や修理を行いましょう。
まとめ
今回は知育玩具の選び方、活用法をご紹介してきました。猫のおもちゃ選びは試行錯誤が必要となってきます。
魅力的な商品はたくさんありますが、まずは簡単なものでも作ってみるのがおすすめです!
最初のうちは使ってくれなかった知育玩具も、使い方を工夫したり、おやつを活用したり、根気強く一緒におもちゃで遊んであげたりすることで次第に使ってくれることもあります。
室内で暮らす猫たちが少しでも豊かな生活を送るために、おもちゃのレパートリーの中に知育玩具を加えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。