- 猫たちと遊ぶ際の目安の時間を知りたい方
- 帰宅後の忙しい時間帯でも猫たちを遊ばせてあげたい方
- 夜の運動会ってなぜ起きるのか知りたい方
仕事を終えて家に帰宅すると「待ってました!早く遊んで!」と、猫たちが玄関にまで迎えにきてくれることもありませんか?
1日中ぐっすり眠った猫たちはエネルギーに満ちあふれ、飼い主さんを待ちわびています。
猫たちとどのくらいの時間遊んであげれば良いのかな?
帰宅後は食事の準備があって、手が離せなくって困ってる
飼い主さんと遊びたくてしょうがない猫たちですが、帰宅後は溜まった家事もしなければいけないので両立するのが難しいこともありますよね。
この記事では、猫との遊びについて特に【時間】に着目してご紹介していきます。人猫ともにぐっすり眠れるように、猫たちとの遊びの時間を楽しんでいきましょう。
猫と遊ぶタイミングについて
最適なタイミングは、夕方から夜にかけての時間
まず最初に猫たちと遊ぶ時間はどのタイミングが良いのか考えてみましょう。
多くのネコは薄明薄暮性で、獲物たちが出歩く夜明けと夕暮れに最も活動的になる。狩りをしないときは1日13〜16時間眠っていることも珍しくない。
ネコ全史|〔日経BPムック〕ナショナル ジオグラフィック別冊,2023年7月,15ページ
猫たちは薄暗くなる時間帯から行動をし始めていきます。
そのため仕事から帰ってきた飼い主さんが玄関の扉を開けたその瞬間、猫たちが最も活動的になるタイミングと合致するのです。
日中はそっとしてあげる
休みの日に猫たちの様子をみていると昼間はほとんど寝ていてることに気づかれるかと思います。
日中の時間帯に猫たちと遊びたいなと思ったとしても、夕方になって猫たちが活動を始めるまでそっと見守ります。
夕方〜夜に遊んであげるべき理由
夕方に遊んであげた方が良い理由の1つとして、夜中の運動会を防ぐという目的もあります。
夜の運動会は狩猟本能の名残であると同時に、運動不足などのストレス発散として行われていることがあります。
服部幸 「イラストでわかる!ネコ学大図鑑」,宝島社,2016年7月,123ページ
日中に溜まったエネルギーを上手に発散することができずに、夜を迎えること起きやすくなります。猫たちの遊びは運動不足の解消だけでなく、飼い主さんが安眠できるためにも大切なイベントです。
避けた方がよいタイミング
猫たちの遊ぶ際に、注意が必要なタイミングは食事の直後です。
帰宅したあと、まず猫たちにご飯をあげる飼い主さんも多いかと思います。
食事をした後で急激に運動することで胃に入ったご飯を吐いてしまう場合があるので、気をつけましょう。
遊ぶタイミングが食後になってしまう場合は、時間を十分に空けてから行うことが大切です。
1回あたりの遊ぶ時間の長さは?
猫たちと遊ぶ時間は1日あたり15分程度を目安にすると良いでしょう。
あんまり走り回らないけど、おもちゃに飽きたのかな?
と思うこともあるかもしれませんが、猫たちは準備しているだけという場合もあります。
ずっと走り回るタイミングもあれば、ピタッととまり獲物となるおもちゃを仕留めるタイミングを窺うかのようにじっと身をひそめたりもします。
一方で同じ遊びを繰り返していると、単純におもちゃに飽きてしまっているというケースもあります。猫じゃらしの種類別の遊びかたは別記事でもご紹介しているので参考にしてみてください。
1回あたりの時間を長く遊んであげるよりも、休憩を挟みつつ短時間の遊びを行ってあげるのがポイントです。
遊びを終了するタイミングは?
基本的には15分程という時間を目安に遊びを終了することをおすすめします。
また時間内であっても、猫たちの様子を観察して遊びを中断することもあります。猫たちが疲れているかどうかを見極めるのがポイントです。
- 猫じゃらしなどのおもちゃに関心を示さなくなる
- 呼吸が荒くなり、お腹の動きが早くなる
- 自分から休憩する
我が家の場合は、上記のような様子を見せた場合は一旦遊びを終了させています。
猫たちもスイッチが入ってくると、ひたすら走り回ることもあります。そんなときは飼い主さんが猫たちの様子をしっかり観察して、遊びの時間をコントロールしてあげましょう。
どうしても手が離せないときは、電動おもちゃを活用
帰宅してすぐ、猫たちは遊んで欲しくてしょうがありません。
ちょっとだけ遊ぶの待って!
ということもよくあるかと思います。そんなときは電動おもちゃを活用しましょう!
猫用電動おもちゃ
猫用の電動おもちゃにはボール型のものやネズミ型、猫じゃらしが回転するものなど様々です。
タイマー機能が内蔵されているアイテムもあります。
商品名 | タイマー機能 |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2 | 30分作動(15分休憩) |
ゴーゴーくるくるマウス | 自動モードで25分作動 |
Cheerble猫ボール | 10分間作動 |
30分前後稼働するアイテムも多いため、帰宅後の夕食の準備や溜まった家事を片付ける間は電動おもちゃに遊びを任せてみるのもおすすめです。
おすすめの電動おもちゃ
我が家で、最も活躍している電動おもちゃはキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2です。
くぅとみりの2匹の猫が生活している我が家で、2匹同時に遊んでくれるアイテムは今のところキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2だけです。
ほかのアイテムの場合、どちらか一方は遊んでくれるけど、もう一方は待ちぼうけということが多いです。複数の猫を飼われているご家庭にもこちらのアイテムをおすすめします。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2については別記事でもご紹介しているので参考にしてみてください。
複数猫がいる場合は猫用トンネルもおすすめ
こちらは電動おもちゃではありませんが、猫用トンネルもおすすめです。
色々な形のトンネルをリビングに置いてあげると、猫同士が追いかけっこし始めてくれます。複数の猫を飼われている飼い主さんにはおすすめのアイテムです。
まとめ 猫との遊び時間
- 猫と遊ぶタイミング:夕方〜夜がおすすめ
- 猫と遊ぶ時間の長さ:1日あたり15分程度で、休憩をしっかり挟む
- 猫の様子を観察 :猫が疲れた様子を見せたら、その時点で中断
日中お仕事をされている飼い主さんにとっては、猫たちと遊んであげる時間は必然と夜になってしまいます。
帰宅後は忙しい時間帯ですが、猫たちも飼い主さんを待ち侘びて遊びたくて仕方ありません。できればしっかり時間をとって猫たちとのコミュニケーションをとってあげるのが大切ですが、時間がない場合は電動おもちゃも活用しましょう。
「猫たちの夜の運動会で寝不足になってしまった…」という事態を招かないためにも、猫たちのエネルギーをしっかり発散させてあげることが重要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。