【多頭飼いでも使える?】CatlogBoard2を1年以上使った筆者の正直レビュー

このトイレ、どの子がしたんだろう?

猫たちの健康管理をする上でトイレのチェックはとても重要です。ところが多頭飼いになると、「どっちの猫がしたトイレか分からない」問題がどうしてもでてきます。

そんなお悩みをサポートしてくれるのが、猫のトイレを管理してくれるアイテム「」です。

2匹いるけど、ほんとに見分けられるの?

トイレを使うたびに記録してくれる便利アイテムですが、この点がとても気になりますよね。

結論

キャトログボード2は2匹のトイレを見分けられますけれど100%完璧ではありません


この記事ではキャトログボード2を1年以上使用している筆者が、多頭飼いで使ってみて感じたリアルな印象や実際のトラブル事例も含めて解説していきます。

購入してから「高かったのに、こんなはずじゃなかった…」とならないように、キャトログボード2の弱点もしっかり把握していきましょう!

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目次(タップできます)

キャトログボード2は多頭飼いでも利用可能

猫の体重や行動パターンからAIが識別してくれるため、キャトログボード2は多頭飼いでも利用することが可能です。

猫を見分ける精度はどうなの?

キャトログボード2を使い続けることで判定の精度は上がっていきますが、完全に誤判定ゼロとはいきません。

筆者がキャトログボード2を使い始めた当初は、誤判定も度々ありました。しかし、Catlogアプリで記録を訂正することでAIが行動パターンを再学習し、誤判定の頻度は減っています。

多頭飼いで使用する場合に「何もかも完璧に自動記録される」と思ってしまうと、ギャップがあるかもしれません。

首輪型のキャトログも一緒に必要?

キャトログボード2単体でも、猫の識別は可能です。そのためトイレの管理だけをしたいのであれば、キャトログは必ずしも必要ではありません。

首輪型デバイスとの併用なしで、多頭飼い時のトイレ利用を識別可能。

引用:Catlog Boardの購入 | Catlog

一方でキャトログボード2は首輪キャトログ(Catlog Pendant)の情報も参考にしているので、併せて使うことでより精度が高まります。

【レビュー】多頭飼いで使用した場合のトラブル事例

筆者が1年以上使ってみてわかった、キャトログボード2のトラブル事例についてご紹介します。

事例1 トイレ中に他の猫がちょっかいを出して誤記録

単独飼育の場合は起こりにくい事例ですが、多頭飼いの場合には他の猫がトイレしている間にちょっかいをかけてしまう場合があります。

キャトログボード2は排泄後に飛び出したり、猫トイレを蹴飛ばすと記録が正確に測れない場合があります。トイレ中はちょっかいをかけないように見守る工夫も必要です。

事例2 猫の体重や行動をAIが学習するには時間がかかる

キャトログボード2を購入した直後は、「これで猫トイレは全自動で記録できるから安心」と思っていました。実際には、キャトログボード2が猫の状態を学習するには時間がかかるというデメリットも存在します

そのため、使用開始直後は猫の判定間違えが起きる可能性は十分にあることを知っておきましょう。

事例3 記録は必ずしも正確ではない

キャトログボード2を長期間使用していると訂正する頻度はぐっと減りますが、「誤判定はゼロではない」と思った方がちょうど良いというのが実感です。

体重減少のアラートがあったのに、病院へ行ったら変わってなかった…。

Catlogのアラートのみに頼ると、実際は変化していなかったという口コミもありました。多頭飼いの場合、体重の記録も他の猫のものと誤認識される可能性はあります。

毎日の体重測定は難しいので、体重変化の傾向を知るにはキャトログボード2が最適だと思います。一方で体重に関するアラートがでたら、「一度体重計で測定し直して確認する」といった対策をしていきましょう。

うんちの記録があるけど、トイレしてなさそう…?

その場合はおしっこをしていた可能性があります。トイレシートを確認して、記録を修正しておきましょう。「記録が違った」「記録されていない」といったトラブルはキャトログボード2の導入直後にみられることがあります。

これらの原因には、以下のようなことが考えられます。

測定値にズレがでてしまう要因
  • キャトログボード2の設置場所
  • 猫がトイレをする直前・直後に掃除をした
  • 猫の排泄姿勢
  • 排泄後に猫がトイレを蹴って動かしてしまう
  • 耐荷重(20kg)を超えている
  • 設置場所が不安定

猫トイレからはみ出してトイレをする(猫の姿勢の問題)ことで、数値が安定しないことがありました。

いろいろな原因が考えられるので設置場所を見直しても改善しない場合は、相談窓口に連絡してみましょう。

事例4 猫トイレの設置場所は慎重に選びましょう

キャトログボード2の特徴の一つが電池式であるという点です。電源の場所を気にしなくてよいので、現在設置している猫トイレを動かさずに済みます。

しかしながら、キャトログボード2の設置場所にいくつかの条件があります。

  • 安定した床の上に置く
  • 壁や家具にトイレやBoardが触れないようにする
  • 20kgを超えるものを置かない

参照:Boardの取り扱いについて – Catlog_ (RABO, Inc.)

公式サイトでは、周囲の家具や壁から5〜10cm離してキャトログボード2を設置するように説明しています。またクッションフロアなど柔らかい素材の床だと、正しい記録が取れない場合があるようです。

多頭飼いの場合には猫トイレが複数あるので、正確な記録をとるために設置場所に一工夫が必要になります。

小まとめ:キャトログボード2の弱点も把握してから購入しよう!

キャトログボード2を1年以上していますが、「完璧で全く間違えのない記録は難しい」というのが実感です。

他社商品の口コミと比較してみても、どの商品も多頭飼育の場合には誤判定がつきものであるという印象があります。

猫トイレ用のデバイスって、意味あるのかな?

必要かどうかの判断はキャトログボード2に何を求めるかによって異なります。

キャトログボード2が向いている人
  • おしっこの量を日々チェックしたい人
  • 体重測定は毎日できないから、代わりにしてほしい人
  • 仕事で家を空けることが多い人
  • 猫の健康管理を家族と共有したい人
  • 猫の異変を早期に察知したい人

猫の体調管理を一緒に行うパートナーとしてキャトログボード2を迎えるのであれば、頼もしい協力者になってくれます。

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キャトログボード2が向いていない人
  • 完璧なデータ精度を求める人(データのズレが気になる人)
  • 月額利用料が負担に感じる人
  • スマホ操作が苦手な人

一方で「猫の体調管理を代わり行ってくれるアイテム」として迎える場合、記録の精度や価格に対して不満が出てしまう可能性があります。

購入する前には、キャトログボード2は「なにが出来て」「なにが苦手のか」といったことを十分に検討していきましょう。

多頭飼いで使う場合のコスト徹底比較

Catlog Board 2を導入すると、年間でどのくらいのコストになるのか?」気になる方も多いと思います。特に多頭飼いの場合には、どのくらい高額になってしまうのか不安ですよね。

何台もあると高くなるよね…。

割引制度を活用して公式サイトで購入した場合のシミュレーションしてみました。

スクロールできます
キャトログボードの数1台2台3台
本体価格9900円19,800円39,600円
1年間の
月額利用料
21,560円21,560円21,560円
1年間の
コスト合計
31,460円41,360円61,160円
1日あたりのコスト約86円約113円約168円

猫が2匹いる場合

多くの書籍では【猫の数+1】の猫トイレが推奨されています。そのため、キャトログボード2は2台ないしは3台導入するというケースが考えられます。

1日あたりのコストに換算すると2台使用の場合は約113円、3台使用の場合は約168円となります。コストとも相談しながら、導入する台数を決定していきましょう。

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キャトログボード2が1台の場合

キャトログボード2を1台導入した場合の料金です。

キャトログボード2を1台導入した場合

(条件)猫2匹、猫トイレ1台

  • 本体価格(1台):9,900円(税込)
  • 月額利用料:980円 × 22ヶ月 = 21,560円(猫様コード利用で、月額利用料2ヶ月免除)
  • 合計:31,460円
  • 1日あたり:約86円

「キャトログボードをまずは試してみたい」という方は、1台から始めてみましょう。

猫トイレを複数設置している場合、キャトログボード2を置いていないトイレのデータは取得できません。データが不完全になってしまう点は注意しましょう。

キャトログボード2が2台の場合

うちの場合、猫トイレが2つあるんだけど?

多頭飼いをされている場合、多くのご家庭では複数の猫トイレを設置されていると思います。キャトログボード2を複数台使用する場合をシミュレーションしていきます。

キャトログボード2を2台導入した場合

(条件)猫2匹、猫トイレ2台

  • 本体価格(2台):9,900円× 2台=19,800円(税込)
  • 月額利用料:980円 × 22ヶ月 = 21,560円(猫様コード利用で、月額利用料2ヶ月免除、1匹分のみ)
  • 合計:41,360円
  • 1日あたり:約113円

1日あたりで計算すると、それほど高くないね。

コンビニで買うコーヒー1杯よりも安い金額で、毎日の体重測定を代わり行い、猫たちの排泄の変化に気づけるようになります。

多頭飼いの場合、どちらの猫に異変が起きたのかをすぐに把握できる点は大きな安心材料になります。

長く使えば使うほど1日あたりのコストはさらに下がっていきます。数年分のデータが蓄積されることで、AIの異常検知の精度も向上し、日々の安心感は増していきます。

キャトログボード2が3台の場合

多くの書籍で推奨されている、「猫の数+1」の猫トイレを設置されているケースです。

猫の数を超えたキャットログボードは本体価格の割引ができなくなるので、注意が必要となります。

(参考)キャトログボード2を3台導入した場合

(条件)猫2匹、猫トイレ3台

  • 本体価格(3台):9,900円×2台+19,800円×1台=39,600円(税込)
  • 月額利用料:980円 × 22ヶ月 = 21,560円(猫様コード利用で、月額利用料2ヶ月免除、1匹分のみ)
  • 合計:61,160円
  • 1日あたり:約168円

キャトログボード2を3台導入すると、初期費用は高額になってきます。

しかしキャトログボード2を設置していない猫トイレがあるとデータが不足してしまうので、「猫トイレの数=キャトログボード2の数」が望ましいです。

いきなり3台だと高いな…。

キャトログボード2の使用感がわからない中でいきなり3台購入するのは、ハードルが高いと思います。そのような場合、まずは1台から始めてみましょう。

猫のトイレ管理デバイス比較

キャトログボード2以外にも、猫のトイレを管理するためのアイテムは他社からも発売されています。

他の商品は多頭飼いだと使えないの?

猫トイレの管理アイテムは多頭飼いに対応しているものも多く、今回は代表的な3つの商品を比較してみました。

スクロールできます
Catlog Board2
(キャトログ ボード2)

引用画像:公式アプリ
Toletta
(トレッタ)

引用画像:公式アプリ
ペットケアモニター


引用画像:公式アプリ
複数の猫への対応体重や行動パターン
からAIが識別
顔認識カメラ体重識別モード
/バッジ識別モード
価格(税込)¥19,800/
¥9,900(特典利用時)
¥64,000(一括購入プラン)
/¥9,980(月額プラン)
¥6,980
対応センサー重量センサーカメラ
/重量センサー
重量センサー
/温度センサー
公式サイトCatlog公式サイトToletta公式サイトペットケアモニター
公式サイト
2025年1月時点の情報

多頭飼いの場合には猫の識別方法が特に重要になります。

  • キャトログボード2:体重や行動パターンからAIが識別
  • Toletta(トレッタ):顔認識カメラ
  • ペットケアモニター:バッジに識別が特徴

各社さまざまな方法を用いて猫の識別を行なっていますが、精度はまちまちのようです。

Toletta (トレッタ)の口コミ

カメラでの顔認識が特徴なのがToletta(トレッタ)です。

多頭飼育においても「猫の尿量が測れて助かった」という意見がある一方で、「同じような顔だと認識してくれない」「識別を間違えることばっか」といった精度に関する不満もみられました。

スクロールできます

ペットケアモニターの口コミ

SHARPから発売されているペットケアモニターは、「体重での識別」と「首輪につけるバッジによる識別」の2種類から選べます。

体重での識別については、精度に疑問を感じる投稿がありました。またバッジによる識別を利用している飼い主さんもいましたが、首輪はげの問題に関する投稿もありました。

キャトログボードやトレッタと比較すると、古い口コミが目立ち、口コミの数も少ない印象でした。

スクロールできます

多頭飼いでのキャトログボード2利用に関するQ&A

猫トイレが2台でも、キャトログボードは1台で足りる?

猫たちのデータを取得するためには、猫トイレの数と同数のキャトログボード2を準備しましょう。

2匹の猫の体重が近い場合、ちゃんと識別できる?

我が家の猫たちの体重差はおよそ200gですが、多くのデータは識別ができています。

しかしながら猫同士の体重が近すぎると不明なデータとなる場合もあるため、訂正が必要なことがあります。

猫トイレはなんでも使える?自動トイレは使える?

猫トイレの種類はどれでも使用できます。

  • システムトイレ
  • 上から入るトイレ
  • ドームつきトイレ
  • ワイドタイプ

キャトログボード2の測定可能重要量は約20kgであるため、「自動トイレ」を使用している場合は重量に注意しましょう。

首輪型のキャトログがなくても大丈夫?

キャトログボード2単体でも使用することは可能です。

キャトログボード2を置く場所はどこでも良いの?

正確なデータをとるためには、キャトログボード2を設置する場所が重要になります。

  • 安定した床の上に置く
  • 壁や家具にトイレやBoardが触れないようにする

参照:Boardの取り扱いについて – Catlog_ (RABO, Inc.)

この2点に注意しながら設置しましょう。

クッションフロアのような柔らかい床に置くと、データが不安定になることがあります。また、キャトログボードを周囲の家具や壁から5〜10cm離して設置することもポイントです。

まとめ

猫を多頭飼いしていると、どの子がいつしたトイレなのかをすべて見分けるのは難しいですよね。

猫のおしっこやうんちの回数・量の変化は体調の変化を見極める上で重要ですが、飼い主さんの目だけで毎日追いかけるのは正直大変です。

キャトログボード2を使えば猫ごとの排泄記録やトイレ滞在時間が可視化され、「最近おしっこする回数が少ない?」「トイレに行ってるけど、おしっこしてなかった」という小さな変化にも気づきやすくなります。

キャトログボード2の記録から、尿石症に気づくことができました。

一つ注意していただきたいのが、キャトログボードがすべてを完璧に記録してくれるわけではないという点です。

キャトログボード2に「全部を任せる」のではなく、日々の観察と併せてキャトログボード2を活用して、猫の健康管理のパートナーにしていきましょう。

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この記事を書いた人
いちろう

〈プロフィール〉

  • 猫の飼育歴:6年目
  • 迷い猫「くぅ」、保護猫「みり」と生活中
  • 猫との遊びを充実させるアイテムを模索中
  • キャトログを使い続けて【16ヶ月目】
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