【猫のふみふみは可哀想な行動じゃない!】知ると安心できる5つのポイントと見守り方

猫がふみふみをする5つの理由

猫の「ふみふみ」って母猫が恋しいからって本当?

もしかして寂しいサインだったらどうしよう…

猫のふみふみが「可哀想」と言われる最大の原因は、ふみふみ=母猫を恋しがっている行動」という情報だけがネット上で広まっていることにあります。

特に保護猫や早期離乳した猫を迎えるケースだと、「うちの子は早くにお母さんと離れたから、寂しくてしているのでは?」と不安になってしまいますよね。

でも大丈夫。ふみふみは可哀想な行動ではなく、愛猫が安心している証です。

うちの猫たちは寝る前に「ふみふみ」して整えています!

この記事では、猫たちがふみふみをする理由を詳しく紹介していきます。併せて、ふみふみという行動の仕組みや、注意が必要なパターン、よくある疑問にもお答えします。

猫が「ふみふみ」する5つの理由
  • 子猫時代の名残りであり本能的な行動の延長
  • リラックスや安心感を感じているサイン
  • 飼い主さんへの信頼と甘えの表れ
  • 寝る前のルーティンや寝床づくりの一環
  • マーキングやストレス発散の手段として機能している

ふみふみの本当の理由を知ることで、なんとなく感じていたモヤモヤがスッと晴れます。安心して愛猫のふみふみを見守っていきましょう。

この記事を書いた人
いちろう

〈プロフィール〉

  • 猫の飼育歴:6年目
  • 迷い猫の「くぅ」、保護猫の「みり」と生活
  • 猫との遊びを充実させるアイテムを模索
  • 2024年5月からCatlog (キャトログ)シリーズを利用中

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目次(タップできます)

猫が「ふみふみ」をする5つの理由

くぅがふみふみする様子
寝る前の「ふみふみ」中

猫のふみふみは安心しているとき・心地よいときに自然と出る行動です。

「母猫を恋しがっている」だけではなく、リラックス・甘え・寝床づくり・マーキングなど複数の理由があり、そのほとんどが猫にとってポジティブな感情と結びついています。

ここでは「ふみふみが可哀想ではないと言える根拠」を5つに分けてご紹介します。

猫がふみふみをする5つの理由

子猫時代の名残りであり本能的な行動の延長

ふみふみは、子猫が母乳を飲むときに前足で母猫のお腹を押していた本能的な動作の延長です。

前足をグーパーさせながらおっぱいをもんで刺激することで、母乳が出やすくなることが知られています。

引用:しぐさからわかる猫の気持ち〜ふみふみ編〜 | ウェブマガジン ペットと、ずっと。-ユニ・チャーム

子猫は母乳をスムーズに飲むために、前足で乳腺を刺激する動きを本能的に行います。この動作が成猫になっても残り、やわらかいものに触れたときや心地よい状態のときに無意識に出てしまうことも。

やわらかい毛布やクッションに触れたとき、ふみふみを始めることがあります。これは毛布の感触が母猫のお腹を連想させ、子猫時代の心地よい記憶と結びついて自然に前足が動いてしまう状態です。

やっぱり母猫が恋しいのかな?

ふみふみは「寂しいから」ではなく、心地よさを感じたときに本能的に現れる行動です。母猫を求めているのではなく、母猫のそばにいたときと同じくらい安心できる環境にいるからこそ出る動作だといえます。

リラックスや安心感を感じているサイン

ふみふみの仕組みがわかったところで、次に知っておきたいのはふみふみ中の猫がどんな状態にあるかの見分け方です。

ふみふみしている猫の多くは、リラックスして安心した状態にあります。可哀想どころか、むしろ幸せを感じている瞬間です。

どうやって見分ければいいの?

ふみふみ中の猫をよく観察してみてください。次のようなサインが見られたら、猫はリラックスしています。

  • 目を細めている・薄目になっている
  • 喉をゴロゴロ鳴らしている
  • 体の力が抜けている

たしかに「ふみふみ」中はゴロゴロ言ってる気がする!

反対に、体がこわばっている・耳が横に倒れている・しっぽを強く振っている場合は、ストレスや不安が原因のふみふみである可能性があります。

飼い主さんへの信頼と甘えの表れ

毛布やクッションではなく、飼い主の膝やお腹の上でふみふみする場合、それには特別な意味があります。

やわらかい素材に触れて出るふみふみは、感触がきっかけになる本能的な反応です。一方、飼い主さんの体に直接ふみふみする場合は、飼い主さんを母猫のように安心できる存在として信頼している行動です。

この違いは「何がふみふみのきっかけになっているか」で区別できます。

  • 毛布やクッション → やわらかい感触がきっかけ(素材への反応)
  • 飼い主さんの膝やお腹 → 飼い主のそばにいる安心感がきっかけ(人への信頼)

膝の上でもふみふみすることあるんだ!

「みり」は膝の上に乗った時にふみふみすることがあります。

飼い主さんの膝の上に乗ってきてふみふみを始めたり、飼い主を見つめながら毛布をふみふみしたりする姿は、猫が心から安心してリラックスしている証拠です。

寝る前のルーティンや寝床づくりの一環

くぅがふみふみ 布団

ふみふみの中には、寝る前の習慣として寝床を整える目的で行われているものもあります。

子猫時代に母乳を飲んだ後そのまま眠っていた経験から、ふみふみと眠りが結びついてルーティン化している猫もいます。また、野生の本能として寝床を整える行動の名残りという説もあります。

うちの猫たちも就寝前にふみふみします!

この場合のふみふみは、人間が寝る前にクッションの形を整えるような感覚に近いものです。

マーキングやストレス発散の手段として機能している

ふみふみには、自分のにおいをつけるマーキングや、気持ちを切り替えるためのストレス発散としての役割もあります。

猫の肉球には臭腺があり、ふみふみすることで自分のにおいをつけています。これは「ここは自分の場所」と主張するマーキング行動の一種で、活動前のウォーミングアップとしてふみふみする場合もあります。

飼い主さんの服や使っている毛布をふみふみする場合、それは飼い主のにおいに自分のにおいを重ねて「ここは自分の場所」と安心感を得ている行動です。

また、遊びの前に床をふみふみしている場合は、「よし、やるぞ!」という気合いの表れです。

ふみふみの「見守り方」と「注意が必要な3つのサイン」

ふみふみの見分け方

ふみふみ中の猫はリラックスした状態にあるため、飼い主さんがすべきことは「そっとしておく」ことです。

ふみふみしている途中で抱き上げたり、急に触ったりすると、せっかくのリラックス状態を邪魔してしまう場合があります。

ふみふみ中に撫でるのは基本的にNGなんだね!

日常の中で意識するポイントは、以下の3つだけです。

  • ふみふみ中は猫のペースに任せる
  • 撫でるなら猫が求めてきたときだけ
  • 終わるまで静かに見守る

「くぅ」はふみふみ中に邪魔されると怒るので、そっとしておいてます。

ふみふみの多くは心配がいりませんが、中には注意が必要なパターンもあります。

「ふみふみ」も良くない場合があるの?

ふみふみしている際に、以下のような行動が見られる場合は特に注意が必要です。

  • 布を吸う・かじる等の行動が伴う場合
  • オス猫の後ろ足のふみふみ
  • 急激な変化が見られる場合

それぞれのパターンについてチェックしていきましょう。

布を吸う・かじる等のウールサッキングを伴う場合

ふみふみしながら布を吸ったりかじったりする「ウールサッキング」が見られる場合は、誤飲による健康被害のリスクがあるため注意が必要です。

ウールサッキングは、子猫が母乳を吸う動作の名残りとされていますが、成猫の場合は布の繊維を噛みちぎって飲み込んでしまう危険があります。繊維が胃腸に詰まると腸閉塞を起こし、外科手術が必要になる場合もあります。

猫は毛布や布団にこのもみもみをよくしますが、その際、同時に毛布や布団をかじって食べてしまうことがあります。中にはビニール袋の上でこのもみもみをし、そのままビニールを飲み込んでしまうことも。

引用:【獣医師監修】猫が“もみもみ”“ふみふみ”してくるのはどうして? 理由と、その心理について | PECO(ペコ)

毛布やタオルをふみふみしながら口にくわえて吸い続けている、ふみふみ後に布の端がちぎれている、といった様子が見られたら要注意です。

誤飲を防ぐために、ほつれやすい布製品は片付けておきましょう!

頻繁に続く場合はかかりつけの動物病院に相談しましょう。

オス猫が後ろ足だけでふみふみしている場合

オス猫が後ろ足だけでふみふみしている場合は、発情期に関連した行動の可能性があります。

前足のふみふみがリラックスや甘えの表れであるのに対し、未去勢のオス猫が後ろ足でふみふみしながら腰を動かしている場合は、交尾の練習であるマウンティングの一種と考えられています。

後ろ足のふみふみに加えて、しっぽを立てて震わせる・腰を振る・独特な鳴き声を出すといった行動が重なっている場合は、発情期のサインである可能性が高くなります。

くぅは去勢しているので、後ろ足だけのふみふみは見たことがありません。

急にふみふみが増えた・長時間やめられない場合

これまでふみふみしなかった猫が急に始めた場合や、長時間やめられない場合は、ストレスや不安のサインである可能性があります。

ふみふみはリラックスの表れであると同時に、不安やストレスを解消するために行われる場合もあります。普段と異なるふみふみの変化は、環境の変化や精神的な負担が背景にあるケースが報告されています。

引っ越しや新しいペットの迎え入れ、家族構成の変化など、猫の生活環境が大きく変わったタイミングで急にふみふみが増えた場合は要注意です。

まずは直近で環境に変化がなかったかを振り返り、思い当たる原因があればできる範囲で取り除きましょう。改善が見られない場合はかかりつけの動物病院への相談をおすすめします。

猫のふみふみに関するよくある質問(FAQ)

ふみふみしながらゴロゴロ喉を鳴らすのは甘えている?

ふみふみ+ゴロゴロは、猫が飼い主のそばで最高にリラックスしている証拠です。心ゆくまで甘えさせてあげましょう。

ふみふみしない猫は愛情が足りていない?

ふみふみは愛情表現のひとつですが、唯一の手段ではありません。まばたき・すりすり・喉を鳴らすなど、猫にはさまざまな愛情の示し方があります。

愛猫なりのサインを見つけてあげてください。

ふみふみ中に撫でても大丈夫?

撫でるときは猫が求めてきたタイミングで、ゆっくりと優しく触れるのがポイントです。猫が嫌がる様子を見せたらそっと手を引きましょう。

大人になってもふみふみし続けるのは普通?

大人になってもふみふみを続ける猫は、子猫時代の習慣がそのまま残っている状態です。愛猫のかわいい習慣として温かく見守ってあげましょう。

うちの猫たちは大人になってから、ふみふみが目立つようになりました。

まとめ:愛猫のふみふみを安心して見守ろう

猫がふみふみをする5つの理由

猫のふみふみは、リラックス・信頼・甘え・寝床づくり・マーキングなど、猫の日常に根づいた本能的な行動です。

  • 子猫時代の名残り:母乳を飲む際の本能的な動作の延長
  • リラックスのサイン:安心しているときに自然と出る行動
  • 飼い主への信頼と甘え:母猫のような存在として慕っている証拠
  • 寝る前のルーティン:眠りにつくための習慣的な行動
  • マーキングやストレス発散:日常の中でさまざまな役割を担っている

ただし、ウールサッキングを伴う場合や急な変化が見られる場合は注意が必要です。

「いつものふみふみと何か違う」と感じたら、まずは環境を見直し、気になる場合はかかりつけの動物病院に相談しましょう。

愛猫がふみふみしてくれるのは、飼い主さんの側が安心できる場所だと感じている何よりの証拠です。お気に入りの毛布やクッションを用意して、愛猫がふみふみできる環境を整えてあげてください。

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