キャトログを使い始めると、Catlogアプリに「データなし」と表示されることはありませんか?

充電も確認したのに、なぜか記録が止まってる…。

サポートに聞く前に、なにを確認したら良いの?
このトラブル、多くの飼い主さんが一度は経験しているものです。しかし、原因がわからないまま放置すると、猫たちの大切な行動データを長時間見逃してしまうことにもつながります。
今回の記事では「データなし」の表示を見てすぐに確認すべき5つのチェックポイントと対処方法を解説してきます。

本記事を読めば、焦らず冷静に対処できるようになり、今後同じトラブルが起きても自分で判断・対応できるようになります。
日々のデータがしっかり記録されていれば、猫たちの小さな変化にも気づけるようになります。Catlogアプリの「データなし」への対応を知って、キャトログをしっかり活用してきましょう。

〈プロフィール〉
- 猫の飼育歴:6年目
- 迷い猫の「くぅ」、保護猫の「みり」と生活中
- 猫と暮らすヒントをご紹介
- 猫たちとの遊びを充実させるためのアイテムを模索中
- Catlog(キャトログ)を使い続けて【11ヶ月目】
「データなし」ってどういう状態?

キャトログを使っていると、猫日誌画面に「データなし」と表示されることがあります。

ちゃんと設定したはずなのに、なんで??
キャトログに何が起きているのか、一つずつチェックしていきましょう。
「データなし」は壊れているわけではない?
Catlogアプリの「データなし」は、CatlogPendant やCatlog Homeからアプリにデータが届いていない状態を表しています。
「今、猫の記録がアプリに反映されていません」という一時的な通信状況のメッセージです。製品が壊れたわけではなく、キャトログを使用しているとよくあることなので過度に心配しなくて大丈夫です。
よくある原因は“通信・充電・距離”の3つ
「データなし」と表示されてしまう主な原因は、以下の3つが考えられます。
- 通信の不安定さ:Wi-FiやBluetoothの接続が不安定な場合、記録がアプリに反映されません。
- 充電切れ:ペンダントのバッテリーが切れていると、記録そのものが行われません。
- 距離の問題:Catlog Homeとペンダントの距離が離れすぎていると、通信が届きません。
Catlog 2を使っているユーザーさんの場合、通信の安定性が向上しているため、距離や遮蔽物の影響を受けにくくなっています。一方で、初代Catlogは通信条件にややシビアな面があるため、設置環境に注意が必要です。
ほとんどのケースは自分で解決できる!
「データなし」の原因は、ほとんどが自分で対処できます。
たとえば「コンセントの差し直し」や「ルーターの再起動」、「ペンダントの充電」など、難しい操作は必要ありません。筆者もCatlog Homeの設置場所を変えたことで、「データなし」の状態を解消することができました。
まずはここをチェック!確認すべき5つのポイント

Catlogアプリに「データなし」と表示されたとき、多くの場合は自宅で確認できる簡単な原因が隠れています。順番に5つのポイントをチェックしていけば、問題がどこにあるのか見えてきます。
まず確認したいのは、首輪についているペンダントのバッテリー残量です。バッテリーが切れていると、記録が取れずにアプリには「データなし」と表示されます。
- ペンダントのランプが赤く点滅していないか確認
- Catlog Home(充電台)でフル充電(Catlog2の場合 45〜90分)
ペンダントが動いていなければ、記録も通信もできません。バッテリー残量が低下してくると、アプリで通知がくるので早めに充電しておきましょう。
Catlog(初代)の場合は、バッテリー持ちはおおよそ10〜14日間。Catlog 2では約1ヶ月とかなり長持ちするため、充電忘れによるトラブルは起きにくくなっています。「頻繁に充電するのが面倒だな…」という方は、Catlog2
への買い替えも検討してみてください。
次に確認したいのは、Catlog Homeの電源です。ペンダントからのデータを受け取る役割をしているのがこの装置です。
- コンセントがしっかり差し込まれているか確認
- USBケーブルの緩みや断線がないかチェック
掃除中にコンセントが抜けてしまったり、USBケーブルが緩んでいたりすると、うまく通信ができなくなります。電源に問題がないか、コンセントやケーブルが抜けていないかを確認してみてください。
Catlog Home 1台のカバー範囲は約60平米です。ご自宅の広さが60平米以上ある場合は、Homeを2台以上設置いただくとPendantとの接続が安定します。
引用:[Catlog] Catlog HomeとPendantはどのような組み合わせで購入すればいいですか?
Catlog PendantとCatlog HomeはBluetoothという近距離用の通信でデータをやり取りしていますBluetoothは距離に弱いため、Homeと猫の寝床や行動エリアが離れていると通信が切れてしまうことがあります。壁・家具・鉄製ラックなどが通信をさえぎっていないか確認してみましょう。
2階建の戸建てやメゾネットの場合は、各階にCatlog Homeを設置することをオススメします。
アプリだけでなく、Catlog PendantやHome本体の「中の仕組み(ファームウェア)」も最新になっているかを確認しましょう。アプリはスマホのアプリストアから、ファームウェアはアプリ内の設定から確認・更新ができます。
それでも改善しない場合は、アプリの再インストールを試してみましょう。操作に不安がある人は、次に紹介する公式サポートの方法も参考にしてください。
全部チェックしても改善しないときは?環境や猫の動きが関係しているかも
充電もOK、Wi-Fiもつながっていて、アプリも最新バージョン。 それなのに「データなし」と表示される──そんなときは、猫の動きや部屋の環境が関係しているかもしれません。
Catlogの記録は、ペンダントがきちんと首に装着されていて、なおかつHomeと通信できていることが前提です。
首輪(ペンダント)が外れていないか確認
Catlog Pendantが猫の首から外れていると、当然ながら記録は行われません。

猫の首をよくみてみたら、首輪が外れてた…。
首輪タイプのため、安全設計で自然に外れる場合もあります。家の中を探してみると、ベッドの下やソファの隙間などに落ちていたという事例もあります。
- 猫の首にペンダントが正しく装着されているか
- バックルが緩んでいないか
- サイズが合っているか
確認後、ペンダントを装着しなおすことで、記録が再開されるはずです。もし何度も外れるようであれば、首輪のサイズや素材を見直すのもおすすめです。

猫の寝る姿勢や行動パターンが影響する場合も
猫が丸くなって寝ると、ペンダントが体の下に隠れることがあります。この状態ではセンサーが動きをうまく感知できず、「データなし」と判断される場合があります。
- 猫がフチの高いベッドや狭い場所で寝ている
- ペンダントが首の内側に回ってしまっている
- 寝床がCatlog Homeから離れた場所にある
猫の行動はコントロールできない面もありますが、寝床の環境を見直すと改善することがあります。
Catlog Homeの周囲に通信を妨げるものがないか確認
Catlog HomeとペンダントはBluetoothでつながっています。この通信は、家具や壁、金属製の棚などに遮られることがあります。
- Catlog Homeの近くに家電や水槽が置かれていないか
- 壁越しの通信になっていないか
- 金属製のラックや棚の中に置かれていないか
設置位置を30〜50cm動かすだけで通信が安定することもあります。通信の通り道に障害物がないかを確認してみましょう。
それでもダメなら?キャトログ公式サイトでできること
自分で確認できるすべての項目を試しても「データなし」が続くと、「もうお手上げかも…」と感じるかもしれません。でも大丈夫。Catlogでは、困ったときのために公式サポートがしっかり整っています。ここからは、公式でできる3つの対応を紹介します。
よくある質問(FAQ)をチェックしよう
Catlogの公式FAQページには、ペンダント・Home・アプリに関するトラブルと対処法がまとまっています。「データなし」表示についても、原因別に解説されています。
- 「ペンダントの充電が切れている場合」
- 「Wi-Fi接続の不安定さが原因のとき」
- 「HomeのLEDの状態とその意味を教えてください。」
画像つきで説明されている項目も多く、同じ状況に近いケースが見つかれば、その場で解決できる可能性があります。
問い合わせフォームの使い方と注意点
FAQページで解決しない場合は、問い合わせフォームからサポートに連絡できます。フォームには次のような内容を入力します。
- メールアドレス・名前
- デバイスのID(アプリで確認できます)
- 状況説明
質問内容に以下の内容を追記しておくと、サポートセンターも状況が把握しやすくなります。
- 使用モデル(Catlog / Catlog 2)
- 首輪の素材(ベルト型、シュシュ型)
- アプリのバージョン(iOS/Android)
- いつから不具合が発生したか
- すでに試した対処法(充電確認など)
サポートから返信がくるまでにかかる時間は、通常1〜2営業日です。スクリーンショットなど、状況がわかる画像を添えると対応がスムーズになります。
保証期間や修理・交換の流れを確認しよう
Catlog Pendantは、購入から1年間の保証付きです。初期不良以外の破損や故障、中古品のデバイスなどは保証の対象外なので注意が必要です。
交換・修理の対応が必要な場合は、問い合わせフォームを確認してみましょう。
「データなし」の時間をつくらないための一工夫
Catlogアプリの「データなし」表示は、原因がわかればすぐに対処できることが多いです。ここでは、できるだけ「データなし」にならないようにするための予防策を3つご紹介します。
ペンダントの充電タイミングを習慣化
Catlog Pendantの充電切れは、データが送られない原因のひとつです。気づいたら電池が切れていたという事態を防ぐには、「いつ充電するか」をルール化するのがおすすめです。
- 毎週〇曜日の夜に充電
- 週末の掃除とあわせて充電
- おやつをあげる日とセットで充電
Catlog2の充電は約25日持ちますが、余裕を持って20日ごとなど、少し早めに充電するようにしておくと安心です。
ホームの設置位置を再確認(通信範囲の工夫)
Catlog Homeは、ペンダントとBluetooth通信でつながります。猫がよくいる場所の近くに設置するのがベストです。
- ベッド、キャットタワー、窓辺などに近い場所に設置
- 壁や家具で電波が遮られない場所を選ぶ
- 棚の上よりも、猫の高さに近い場所が理想
Homeと猫との距離が離れると「データなし」になりやすくなります。環境にあわせて設置位置を見直しましょう。
アプリ・OSのアップデート通知をONにする
アプリのバージョンが古かったり、スマホのOSと相性が悪い場合も「データなし」表示の原因になります。こまめにアップデートすることで、バグや不具合を防げます。
- App StoreやGoogle Playで自動アップデートをONにする
- スマホ本体のOSも定期的に更新
- Catlogアプリからのお知らせ通知も見逃さないように設定
更新を後回しにせず、習慣にすることで、安心して使い続けることができます。
まとめ|「データなし」焦らず確認しよう

Catlogアプリに「データなし」と表示されても、故障とは限りません。多くの場合、充電切れや通信環境、ペンダントの装着状態など、ちょっとした原因で一時的に記録が届いていないだけです。
この記事で紹介したように、確認すべきポイントは決して多くありません。順番に見直せば、自分で無理なく対応できます。特にCatlog2
をお使いの方は、通信やバッテリー性能が向上しているため、対処がよりシンプルになる傾向があります。
また、猫の寝姿勢や動きの少ない時間帯によっても記録の反映が遅れることがありますが、これは異常ではありません。少し時間を置いてから再確認することも大切です。
焦らず、一つずつ確認していき、解決しないようであれば、公式サポートを活用しましょう。