エアコンを切って出かけた日、帰宅時の部屋の冷たさにどきっとすることがありますよね。
じつは日本の住宅は冬の室内がもともと冷えやすいつくりになっていて、ある全国調査では人が家にいる時間のリビングでさえ平均16.7℃だったと報告されています。
参考:住宅と健康長寿 | 健康長寿ネット

猫に必要な室温って何℃なの?
冬の留守番では、猫が過ごす場所の室温を
21℃以上に保つことが推奨されています。



エアコンを付けっぱなしにしないといけない?!
おすすめは「留守中の室温をスマホで確かめて、必要なときに遠隔でエアコンを入れる方法」です。
室温が21℃を下回りそうなときだけ暖房を動かせば、猫の寒さに備えながら、過剰なエアコン運転も減らせます。
この記事では、冬場に留守番している猫たちの寒さ対策について解説しています。



我が家で測定した室温の変化も公開中!
留守中の室温をスマホで確かめられれば、つけっぱなしにしなくてもエアコンを入れるタイミングも決められます。
「猫が寒くしてないかな…」と心配しないで済むように、対策していきましょう!


猫の寒さ対策は「室温の目安」から考える
冬の留守番において暖房をつけるかどうかは、「留守番中の室温」を目安に考えることがポイントです。



人と猫で快適な室温って違うの?
ウォームビズで推奨されている温度は20℃ですが、猫たちにとって快適な室温は21〜28℃といわれています。また年齢や体調によっては、室温に配慮が必要なケースもでてきます。



猫にとって快適な室温をチェックしていきましょう。
留守中の室温は21〜28℃、湿度は50〜60%が目安
冬の留守番では、猫が過ごす場所の室温を21℃以上に保つことを目安にしてください。
冬、猫にとって快適な「室温」は21∼28℃がおすすめです。
引用:獣医師が教える!大切なペットのための快適な室内環境づくり(三菱電機 霧ヶ峰)
また猫に適した湿度は50〜60%と言われており、猫にとって快適な室温は人が快適と感じる室温よりやや高めです。飼い主さんが「肌寒いけど我慢できる」部屋だと、猫には寒い可能性があります。



我が家の猫はシニアなんだけど、気をつけることはある?
子猫やシニア猫がいるご家庭では、目安の範囲の中でも高めの室温を意識することが必要です。
生後6カ月未満の子猫の場合は、できるだけ室温が22〜24℃を下回らないようにしてください。特に生後2カ月未満の子猫の場合は、室温は25℃以上28℃未満が適温です。
引用:【獣医師解説】猫も冬は寒い!留守番させる場合の注意点や暖房などの寒さ対策を解説(ペトコト)
猫が寒いと感じているときのしぐさと行動の変化
我が家の室温は21℃以上に設定しているから大丈夫だね!
たとえ室温が目安を満たしていても、猫たちが寒がる様子をみせる場合は注意が必要。そんなときに手がかりになるのは、ふだんの様子との違いです。
- まるくなる
- 運動量が減る
- 水を飲まなくなる



ずっと家にいるわけではないから、気づけるかな?
「普段の運動量」や「どのくらい水を飲んでいるか」を知らなければ、変化に気づくのも難しいですよね。



我が家ではCatlogを使って、行動の変化を管理しています。
Catlogには「首輪型のCatlog Pendant」と「トイレの下に設置するCatlog Board」の2つのアイテムがあります。
| デバイス名 | 主な測定項目 | |
|---|---|---|
| Catlog Pendant | ![]() ![]() | 食事 水飲み 運動 睡眠 毛づくろい |
| Catlog Board | ![]() ![]() | おしっこ回数 おしっこ量 うんち回数 うんち量 体重 |



Catlogは飲んだ水の量も分かるの?
残念ながらCatlogが計測できる水飲みは「回数のみ」で、飲んだ水の量はわかりません。
一方でCatlogBoardを使うことで日々のおしっこ量が管理でき、間接的に猫の水分補給をチェックできるようになります。




見守りカメラじゃだめ?
見守りカメラの中には、温度計を内蔵した商品やデバイスを追加することで温度を測れる商品もあります。猫たちの様子をチェックしながら、室温も確認したい場合におすすめです。
日中不在で猫たちの行動の変化をチェックするのが難しい場合には猫用デバイスも活用しましょう!
留守中の室温をチェックする方法



猫が留守番している間の室温ってどうやって確認するの?
最新機種のエアコンであれば、エアコンのアプリで温湿度をチェックすることが可能です。





さすがにエアコンを買い替える予算はないわ。



そんな時にはスイッチボットがおすすめ!
SwitchBot(スイッチボット)のハブミニ(Matter対応)は、専用の温湿度センサーケーブルをつなぐと温度と湿度も測定できます。また計測した記録はアプリに残るので、日ごとのグラフで振り返りも可能です。


また室内にあるエアコンのON/OFFを操作できるので、冬の留守番対策にはもってこいのアイテムとなっています。



外出先からエアコン操作もできるの?
ただし注意点が一つあります。エアコンの機種によって、SwitchBotで操作できる機能が異なるという点です。





我が家のエアコンでは、ON/OFFの操作のみ可能でした。
このようにSwitchBotのハブミニには電化製品のリモコン代わりになる機能が付属しており
- 外出先から室温を確認する
- 外出先からエアコンを操作できるようにする
この2つの機能を1つのアイテムでカバーすることができるので、おすすめのアイテムとなっています。
またスイッチボットにはペットカメラも販売されているので、組み合わせることで「温度管理」「エアコン操作」「ペットの見守り」をトータルでカバーすることができます。
【実測】暖房を切った部屋はどこまで冷える?



でも室温って、実際にはどのくらい下がるの?
ここまで室温の数字の話ばかりしてしまいましたが、冬場の室温がどのくらいまで下がるのかイメージしにくいですよね。



スイッチボットで測定したデータを見てみましょう!
暖房を切った部屋は、実際にどこまで冷えるのか。猫たちをペットホテルに預けていた間、僕の家の温湿度センサーの記録で確かめました。
計測の条件
- 地域:北海道・東北エリア
- 機器:SwitchBot ハブミニ(Matter対応)+温湿度センサーケーブル
- 住まい:集合住宅の1階。計測した部屋は8畳ほど
飼い主が家に1日中いた日(2025年12月)


- 最低室温 17.2℃
- 最高室温 20.5℃
- 最高湿度 38.0%



在宅中でも暖房を使わない夜〜朝の時間帯は室温が下がっています。
9時頃に最低気温の17.2℃を記録し、その後お昼にかけて室温は上昇していました。家の中に人がいれば、真冬でも日中は20℃前後をキープできていました。
日中に猫をペットホテルに預けて不在にした日(2025年11月)


- 最低室温 18.0℃
- 最高室温 22.3℃
- 最高湿度 33.0%
先ほどのグラフよりも寒さが緩い11月ですが、暖房を使わないと室温は徐々に下がっていきます。
厳寒期ではない11月でも、暖房を使わないと室温目安の21℃を下回ることがわかりました。



ご自宅の室温がどのくらい変化するのか、確認してみるのがおすすめです。
今からできる猫の寒さ対策について



室温測ってみるか…、けど大変そうだな…。
室温の実測でご紹介したとおり、暖房を切った部屋は日中のうちに21℃を下回ります。準備がそろうまでに、今からできる猫の寒さ対策をしておきましょう。



なにから備えれば良いの?
まずは猫が暖まれる場所を複数準備することが重要です。家にあるものや手ごろなグッズでできる、寝床まわりの寒さ対策を3つ紹介します。
ドーム型ベッドや段ボールで寝床を囲う
寝床は、まわりを囲うほど猫の体温を逃がしにくくなります。
パナソニックの記事では、エアコンを使っても猫が寒がるときに、ドーム型ベッドの併用をすすめています。
≫参考:猫にとって快適な室温とは?夏・冬それぞれの適温と、心地よく過ごしてもらうためのエアコンの使い方
ドーム型ベッドがなければ、段ボールに毛布を敷くだけでも囲いのある寝床になります。床からの冷えが気になるときは、寝床の下にマットを1枚敷くと冷えが伝わりにくくなります。



これらの対策は、暖房の代わりにはなりません。
寒冷地の留守番では、エアコンで室温を保ったうえで使う補助と考えてください。
寝床は窓と床の冷えを避け、それぞれの猫が使える場所に置く
寝床は、窓際や風の通り道を避けた部屋の奥に置きます。
ペットが不快と感じたときに移動できるよう、通路や居場所を確保することがすすめられています。
≫参考:獣医師が教えるペットのための冬の室内環境づくり~春先の寒暖差にも注意~
多頭飼いをしている場合は、それぞれの猫たちが暖かい場所を選べるよう、寝床を分けて用意してあげましょう。



猫たちのお気に入りを準備してあげましょう。
我が家の猫たちは、お気に入りの寝床が3〜4か所あって日によって使い分けています。
日当たりのいい南向きの窓があるなら、カーテンを開けておくことも対策の一つです。ただし、窓の近くは日が落ちると冷えるため、寝床は窓から離して置いてください。
帰宅が日没後になる日は、窓からの冷えも考えて決めましょう。
湯たんぽ・ペットヒーターは使用条件を確かめる
湯たんぽやペットヒーターは、1日中使う暖房ではありません。エアコンが届かない短い時間を補う道具として使います。
冬場はこたつ、ホットカーペットなどの暖房器具で部分的に暖めることも有用ですが、長時間使用
引用:獣医師が教えるペットのための冬の室内環境づくり~春先の寒暖差にも注意~
させないようにしましょう。
使いどころは、たとえば次のような場面です。
- 買い物などの短い外出
- 帰宅してエアコンを入れてから、部屋が暖まるまでの間
- 寝床が冷えやすい、夜の寝はじめ



タイマー設定ができる商品だと安心です。
また湯たんぽは時間がたつと冷めるため、もともと短い時間向きの道具です。
冬の留守番の事故対策とチェックリスト
冬の留守番で気をつけたいのは、寒さだけではありません。
留守番をしている猫たちが思いがけない行動をとって、事故につながる場合もあります。
- 暖房器具からの火災:ストーブやこたつに物が触れて燃える
- 低温やけど:ヒーターや湯たんぽの上で眠り続けて起きる
- 感電・発火:かじって傷んだ電源コードから起きる



外出前に必ずチェックするようにしましょう!
ストーブ・こたつは消してから出かける
留守中の暖房はエアコンに任せ、ストーブ・こたつは電源を切ってプラグを抜いてから出かけましょう。
製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2017〜2021年度の5年間に電気ストーブとこたつの事故は347件も起きています。そのうち26件は死亡事故でした。
≫参考:冬の火災は『ゼロ距離』と『ほったらかし』に注意!(NITE 製品評価技術基盤機構)
これらの事故の中にはペットがストーブの前に可燃物を運んで火災になってしまった事例もあるようです。



猫たちが走り回ってストーブを倒したりする可能性もありますね。
火を使わない電気ストーブでも、猫が運んだおもちゃや落とした毛布が触れれば燃えることがあります。人がいる部屋なら気づける異変も、留守中は誰も止められません。
冬場の暖房対策はエアコンに任せましょう!
低温やけどにも注意する
一見問題なさそうなペットヒーターや湯たんぽでも、長時間使用することで低温やけどのリスクに注意が必要です。
ペットは部分的に体表が熱くなることには鈍感なので低温やけどの危険があります。
引用:ペットにとって快適な「室温」で悩む人が約3人に1人!獣医師が教えるペットのための冬の室内環境づくり
熱さに気づきにくい猫は、温かい場所で眠り続けてしまいます。寝床がすべて温かいと、熱くなっても逃げ場がありません。
ペットヒーターは便利なアイテムですが、飼い主さんがいない間は毛布を準備するなどして対策しましょう。
かじり癖がある猫はコードを隠して感電を防ぐ
コードをかじってしまう癖がある猫の場合、電源コードをカバーで覆うか、コードが見えないようにすることも重要です。
NITEの同じ資料では、電源コードの破損がないかを点検し、異常があれば使うのをやめるよう呼びかけています。かじられて傷んだコードは、感電だけでなく発火の原因にもなります。
ペットヒーターや加湿器など、冬場は室内で使用する電化製品が増える傾向にあります。シーズンの使いはじめに、コードに傷やかじり跡がないかを確かめておきましょう。
まとめ:まずは室温のチェックから始めよう
夏場と同様に、冬場も猫たちにとって快適な環境を作るには準備が必要になります。



まずは室温のチェックから始めましょう!
冬の留守番は室温を21℃以上に保つことが目安です。
また暖房器具には様々なものがありますが、猫視点で考えるとエアコン一択です。
特に留守中の事故を防ぐためにも、外出時には以下のポイントに注意しましょう。
- 暖房器具からの火災:ストーブやこたつに物が触れて燃える
- 低温やけど:ヒーターや湯たんぽの上で眠り続けて起きる
- 感電・発火:かじって傷んだ電源コードから起きる



日中だけじゃなくて、2泊3日とか長期の留守番はどうしたら良い?
長期の留守番が必要な場合はさらに難易度が上がります。下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。






- 猫の飼育歴:7年目
- 元迷い猫の「くぅ」、保護猫の「みり」と生活
- 猫との遊びを充実させるアイテムを模索
- Catlog (キャトログ)シリーズを2年以上愛用中





