
猫の健康管理にキャトログを使ってみたいけど、購入しても大丈夫?
キャトログには便利な機能が備わっていますが、購入前に知っておくべきデメリットもあります。このデメリットを理解することで、後悔せずに購入でき、満足度が高まること間違いなしです。
この記事を参考にキャトログの性能を正しく理解して、「自分に合ったアイテムなのか」を判断していきましょう。

キャトログを使うことで、今まで知ることができなかった猫たちの行動が見える化できるようになります。
「思っていたのと違った…」、「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、事前にチェックしておくことが重要です。

〈プロフィール〉
- 猫の飼育歴:6年目
- 迷い猫の「くぅ」、保護猫の「みり」と生活中
- 猫と暮らすヒントをご紹介
- 猫たちとの遊びを充実させるためのアイテムを模索中
- Catlog(キャトログ)を使い続けて【11ヶ月目】
キャトログの特徴

キャトログは猫専用のスマート首輪で、猫たちの様々な行動を記録・管理することが可能です。またAI技術を活用した行動分析によって、猫たちの体調変化に素早く気づくきっかけになります。
猫の行動記録はアプリで管理

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Catlogを使うためには、アプリをダウンロードする必要があります。購入したら、首輪が届くまでの間に猫たちのプロフィールを入力しておきましょう。
Catlogで集めたデータはスマホのアプリで管理してきます。猫たちの様子はホーム画面で確認することが可能です。
キャトログで測定できる項目
キャトログでは猫たちの日常行動を自動で記録することが可能です。主な測定項目には、
- 食事の回数
- 水飲みの回数
- 睡眠時間
- 運動時間
- 毛づくろいの時間
といったものがあります。これらの行動は時系列ごとに記録されるのと同時に、週単位・月単位・年単位に分けて保存され、データが蓄積していきます。

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キャトログのデメリット7選と対策方法

キャトログは猫たちの健康管理に役立つアイテムですが、完璧ではありません。「Wi-Fi環境が必要」、「月額料金がかかる」、「誤判定が発生することがある」など、導入前に知っておくべきポイントがあります。
デメリットを理解せずに購入すると、「思っていたのと違った」と後悔することも。キャトログの主なデメリット7つと対策方法をチェックしていきましょう。
デメリット1:首輪の装着が必須になる
デメリットの中でも特に注意が必要な点が、キャトログは首輪の装着が必要という点です。いままで首輪をつけていなかった猫が突然首輪をつけられることで、ストレスをあたえてしまうリスクがあります。
キャトログには「キャトログデビュープラン」と呼ばれる首輪の試着プランや、「練習用首輪」も販売されています。首輪の装着に不安がある場合は事前にチェックしておきましょう。
デメリット2:キャトログを使用するにはWi-Fi環境が必要
キャトログは、猫の行動を記録するためにWi-Fiに接続すること必要です。そのため、自宅にWi-Fiがない場合や、電波が弱い環境では正しくデータが反映されにくいもことがあります。
キャトログ2ではWPA3に対応できるようになったため、これまでWi-Fi環境の都合で使えなかった方もキャトログを始められるようになりました。
デメリット3:体重測定やトイレのデータを収集するにはキャトログボード2が必要

体重やトイレに関する以下のようなデータを測定するには、別商品であるキャトログボード2が必要になります。
- うんちの回数と量
- おしっこの回数と量
- トイレの滞在時間
- 体重
キャトログを購入する前に、それぞれのアイテムでどんな項目が測定可能か調べておきましょう。
デメリット4:月額利用料がかかる
キャトログを利用する際には、猫様メンバーシップとよばれる月額利用料(¥980)がかかります。毎月のコストがかかる点も注意しておきましょう。
Catlog基本セット | |
---|---|
Catlog2 基本セット (新規ご契約特典利用) | ¥14,850 (¥7,425) |
月額利用料 | ¥980 |
初期費用の合計 (新規ご契約特典利用) | ¥15,830 (¥8,405) |

キャトログ本体だけで使えるのかと思ってた…。
購入してからの返品ができないため、月額利用料もしっかり把握しておく必要があります。
2023年、ペット保険会社のアニコムは猫の年間治療費は年齢を重ねるごとに増加していることを報告しています。1歳では15,510円(中央値)だった治療費が、10歳では43,255円(中央値)と3倍近くにもかかることがあります。
参照元:家庭どうぶつ白書|ペットの相談
手術や入院費用など長期の治療が必要な場合には、10万円を超える治療費がかかることもあります。
キャトログを使うことで毎日の行動データを自動で記録できるため、いつもと違う様子に気づくきっかけが増えます。異変を感じたら早めに動物病院に相談することもできるので、猫の健康管理の助けになるでしょう。
月額980円で日々の変化に気づきやすくなる安心感を得られるのは、決して高くないと筆者は考えます。
デメリット5:行動記録が誤判定されることがある
キャトログは首輪に内蔵されたセンサーを通じて、アプリに行動の記録が送られます。基本的には自動で猫たちの行動を認識して記録してくれますが、完全とは言えず誤判定が起きる場合があります。

使い始めた頃は「水飲み」を「毛づくろい」の誤判定がありました。
誤った行動が記録された場合は、アプリを通して修正が可能です。記録を修正しすることで、猫たちの行動を学習し行動記録の精度が高まっていきます。
キャトログを使用する上で重要なのは「長期的なデータから猫の生活リズムや変化を把握すること」です。
誤差があるからといって役に立たないというわけではなく、「最近運動する時間が減った」「水を飲む回数が増えた」など、普段の行動と比べた変化を知ることができます。
一回ごとの正確さよりも、日々の傾向や変化に注目することが大切です。
デメリット6:動画として確認することはできない
キャトログでは猫たちの様子をアプリの画面で確認することができます。しかし動画として確認できず、猫たちの行動と表示される行動に若干のタイムラグがあることがデメリットにあげられます。

留守番中は動画で確認できるほうが安心!
留守番中の猫たちの状況を把握するには、ペットカメラの方が適している場合があります。キャトログとペットカメラを組み合わせることで、日々の行動管理と留守番中の猫の状況確認をより精密に行うことが可能です。
デメリット7:返品できない
キャトログの購入を検討する上で注意が必要な点は、輸送による商品の破損や初期不良を除いて「Catlogは返品・キャンセルができない」という点です。
CatlogにはLINEやメールで購入前の疑問を気軽に質問することができます。サポートも充実しているので、購入する前に疑問に思っていることをどんどん質問しておきましょう!公式LINEの登録はこちらから行えます。
キャトログの便利な機能

猫の行動を24時間「見える化」できる
猫たちの体調管理のために、行動を手帳などに記録されているやスマホのメモ機能を活用されている方も多いかと思います。
キャトログが登場したことで猫たちの行動の記録・管理が自動で簡単に行えるようになり、留守番中でも猫の行動をもれなくチェックすることが可能です。

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猫たちがどんな様子なのかを知ることができれば、安心して外出や仕事に打ち込めますよね。Catlogのアプリでは、猫の様子をイラストで知ることが可能です。
体調の変化に気づくきっかけになる
キャトログは「今どうしているか」だけではなく、「いままでと比較して、今日の状態はどうか」といった情報を知ることができます。

最近、ちゃんと水を飲めている?
といったように、飼い主さんの不在中に確認するのが難しい行動もCatlogではきっちりと記録することができます。
体調の変化を感覚ではなくデータとして捉えられる点が、Catlogの最大のメリットとして挙げられます。アプリでは「食事」や「運動」、「睡眠」、「毛づくろい」、「水飲み」といったそれぞれの行動の増減を通知してくれる機能が備わっています。

猫たちが万が一病院にかかることになった際にも、Catlogでデータを管理していくことで獣医さんに正確な体調の変化を伝えることが可能です。
猫の情報を共有できる
キャトログで収集した情報は家族間で共有することができます。『共同飼い主』と呼ばれる機能を使うことで、家族もアプリで猫たちの様子を確認したり、行動記録の訂正や追加をしたりすることが可能になっています。
友人に短期間猫を預ける必要がある場合に活用したり、遠方に住む家族が実家の猫たちの様子を確認するために使うなど用途の広い機能になっています。
猫の生活環境を改善に活かせる
Catlogで得られたデータを活用することで、猫のたちの生活環境を見直すきかっけになります。Catlogで知ることのできる項目はどんどん増えており、猫たちの健康管理に役立つ情報をまとめて管理することが可能です。
- 猫食事
- 睡眠スコア(2024年6月追加機能)
- 安静時の変化(2024年9月追加機能)



キャトログの評判・口コミ
SNSに投稿されているキャトログの評判について、ピックアップしてみました。
- アプリのメモ機能を活用することで、猫日記の代わりになる
- 食事管理を見直すきっかけになった
- 猫の行動が見える化できる
- サポートが充実している
- ペットカメラでカバーできない範囲でも猫の様子が確認できる
キャトログにその日のメモと写真が3枚残せるので、💩🤮画像とその日食べた物と出たものの形状とその他健康状態を書き留めてるのだけどなかなか便利。
— ゆず&モカ(mfmf卒業生) (@yuzu_mocha_nyan) January 18, 2025
やり始めるとどんどん細かくなっていくのが私の性格の難点…些細なことまで書いてくと要点が分からなくなるヤツ
👸の体調悪くて、仕事中も心配だけど、キャトログ でカメラで見えないときも様子が確認できて安心。
— 🐾猫吸い🐾 (@tiny4989) November 13, 2024
嘔吐検知は某ペットカメラよりもかなり精度高くて信頼できる。
そして、シュシュタイプの首輪が何より可愛い💕
よかったら👸コードご利用ください。
EPJWWD#キャトログ#catlog pic.twitter.com/ACTQBo7ktU
catlog導入してから約一週間で、AIさんが着々とお仕事を始めてくれてる。
— あさぞー (@zohsanvivi) November 24, 2024
今まで16年お猫ズの体型を見ながら大雑把にご飯をあげていたけど、どうやら運動消費量と大体合っていた模様。我ながらちょっぴり関心😳✨
(因みに季節で何となく変えてました)#catlog pic.twitter.com/tphWxPpCLK
#catlog がすげえなと思うのは、猫の行動が全てデータ化され解析され傾向として見えることなんだよな。
— るふぁ (@Rufard) July 24, 2024
睡眠パターンが違うって警告が来たけど(技術的に)驚いた。 pic.twitter.com/CfNOrrcCzJ
catlogのカスタマーサポートが、本っ当に、猫思いで、とても親切丁寧に沢山のことを教えてくれる。ありがたやありがたや。
— くまこ (@mmmmmtmmm) August 30, 2024
猫様のための課金とは、こういうことなのよ🥹🥹
- キャトログを使用するには自宅のWi-Fi環境(ネット環境)が必要
- ネット環境によるトラブルによって、繋がらないことがある
- 行動が誤記録されることがある
- 首輪をストレスに感じる猫には不向き
キャトログ準備してるけど
— みと (@pm_me_sykes) January 24, 2025
ネット環境いることに気づいて白目。
契約期間無しのレンタルでないかなぁ?
ポケットWiFiも端末購入よねー?
他に使わんのに月5000弱は痛いな…
キャトログ、何故か最近通信改善されてそこそこ使えるようになった
— ねこみつどもえ🐱🐱🐱 (@nanaxnau) June 8, 2021
解決しなかったもののサポートの方が丁寧に対応してくれた!
起きてるけど寝てる判定とか、シャルのもふもふ毛づくろいをごはん判定とか、そういうのはあるけど目安にはなっています
室温は数度誤差あるので注意#catlog pic.twitter.com/9VukLAzS8S
猫用スマートペンダントのキャトログ ご飯回数 水回数 睡眠時間 吐いたかも?みたいな事がわかって飼い主としてはとても便利だったんだけど…16年首輪をしてこなかった猫だったから多分ストレスで肛門腺腫れたし 首輪の素材が合わなかったのか首周り禿げちゃったしウチの猫にとっては最悪だった🥲 pic.twitter.com/9VvnvLifhg
— そら (@s0ra319) November 3, 2024
キャトログが向いている人・向いていない人

キャトログは私にとって必要なの?
キャトログのデメリット・メリットを踏まえると、キャトログが向いている人・向いていない人の特徴は以下のようになります。
ご自身の状況やキャトログに期待する機能に合わせて、購入を判断していきましょう。
- 猫の健康管理をデータで把握したい人
- 猫の異変を早期に察知したい人
- 仕事で家を空けることが多い人
- 多頭飼育をしていて、それぞれの猫の行動を管理したい人
- 猫の健康管理を家族と共有したい人
- Wi-Fi環境が不安定な人
- 首輪つけることでストレスを感じてしまう猫を飼っている人
- 完璧なデータ精度を求める人(データのズレが気になる人)
- 月額料金が気になる人
- スマホ操作が苦手な人
キャトログに関するQ&A
まとめ
キャトログは猫たちの活動を自動で記録し、健康管理をサポートする便利なデバイスです。しかし、すべての飼い主さんに向いているわけではなく、ライフスタイルや求める機能によって向き・不向きがあります。
購入前に自分の求める機能とキャトログの特徴をしっかり比較することで、後悔のない選択をしていきましょう。
「具体的にどんな機能があるの?」と迷ったら、以下の記事も参考にしてみてください。