猫を飼っている方の中には、基本的に遠出しないようにしているという方もいるかと思います。しかしながら出張や外せない用事がある場合に、「猫を留守番させるのは大丈夫かな?」と不安になることがありますよね。
1泊2日までは自宅での留守番でも比較的問題なく過ごせることが多いですが、2泊3日を超える留守番にはいくつかのリスク考慮する必要があります。
猫は自由で独立した性格ですが、食事や水、トイレなどの基本的なケアは欠かせません。2泊3日の留守番となると、これらの管理が難しくなり、猫の健康や精神的な負担が増す可能性が高くなります。
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- 猫の飼育歴:5年目
- 迷い猫の「くぅ」と保護猫の「みり」と生活中
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- 猫たちとの遊びを充実させるためのアイテムを模索中
この記事では、自宅で2泊3日の留守番をさせる際の注意点や飼い主さんができる事前準備や対策を詳しく解説します。
留守番中のリスクを減らし、愛猫が安心して過ごせる環境を整える方法を知ることで、あなたも安心して旅行や出張に出かけることができるようになります。
猫の安全を守るためのポイントを押さえていきましょう。
2泊3日の留守番を成功させるための準備リスト
猫は半日から1泊程度の期間であれば、問題なく留守番ができます。
- 猫は単独行動を好む
- 日中寝ていることが多い
- 犬と異なり、トイレの心配が少ない
猫の習性を考えると日中不在の飼い主さんであっても、猫たちはおとなしく留守番をしていてくれるでしょう。
一方で2泊3日といった長期間の留守番を成功させるには、入念な準備が必要となります。食事の管理やトイレの準備だけでなく、様々なトラブルに対応するために事前に以下のアイテムを用意しておきましょう。
- 自動給餌器
- 自動給水器
- 複数トイレを準備(もしくは猫用自動トイレ)
- エアコンの遠隔操作
- 猫のいたずら対策(ドアロック、部屋の片付け)
- Catlogやペットカメラなど見守りアイテム
この記事では猫1匹のみの単独飼育のケースについてご紹介します。2匹以上の多頭飼育している場合には、ペットホテルやペットシッターなどプロのサポートをお願いしましょう。
猫の留守番は2泊3日が限界?起こり得るリスクを考える
2泊3日の留守番では「なぜ入念な事前準備が必要なのか?」、起こりえるリスクを参考に考えていきましょう。ここでは、猫の留守番に潜む9つのリスクと解決策について紹介します。
回数を分けてご飯を食べれない
猫たちは本来少量のご飯を何回にも分けて食事しています。日中の留守番でご飯を置き餌で対応している方もいるかもしれませんが、猫たちの食事スタイルを考えた場合には自動給餌器の導入をおすすめします。
自動給餌器はご飯の回数や1回あたりの量を調節できるものが多く、各家庭のご飯のスケジュールに合わせて使用することができます。1日の中で決まった時間にご飯を食べれるため、猫たちのストレスを軽減することが可能です。また、過食も防いでくれます。
»【猫の自動給餌器は本当に便利?】購入前に知っておきたいメリットとデメリット
自動給餌器にはカメラ機能のついたカリカリマシーン V2Cというアイテムもあります。ご飯をあげる際、猫たちの食事の様子を確認することが可能です。
- 自動給餌器を活用して、2泊3日分のご飯の回数に対応できるようにする
水が飲めない
2泊3日という長期の留守番になると、ボウルやペットボトルの給水器では水が不足してしまうリスクがあります。「新鮮な水をあげる」という面からも水分不足対策はしっかり行うことが必要です。
留守中の猫たちがしっかりと水分を摂取できるように水飲み場を複数設置するだけでなく、自動給水器を置くなどの対策が必要です。自動給水器はタンク容量が大きいため、2泊3日の留守番にも対応することができます。
»【猫の自動給水器はやめた方が良い?】|迷った際の選び方とメリット・デメリット
留守中に猫たちが水分補給できているかを確認するアイテムとして、Catlogの利用をおすすめします。猫たちが水を飲んだかどうかをアプリを通して確認することが可能です。
»【使ってみてわかった!】Catlog (キャットログ)のメリット・デメリットを徹底レビュー
- 水飲み場を複数箇所つくってあげる
- 自動給水器を活用する
トイレができない
2泊3日の留守番において食事の問題と同様に気をつけたいのが、トイレの問題です。猫たちは清潔なトイレを好みます。留守中でトイレ掃除ができないため、トイレを我慢してしまったり、粗相してしまうリスクがあります。
うちの猫はうんちを1日1~2回、おしっこを2回程度します。
2泊3日の留守番をする場合、少なくとも3台のトイレは用意しましょう。トイレの台数や場所が確保できない場合は、猫用自動トイレの導入を検討してみてください。
- 2泊3日の留守番の場合は、少なくとも3台のトイレが必要
- 猫用自動トイレの導入を検討する
電気コードを噛む
猫たちは家電のコードを噛んでしまうことがよくあります。使用中の家電のコードを噛んだ場合には猫も感電してしまう可能性があります。噛み癖のある猫の場合には、十分注意が必要です。
- 使わない家電のコードは抜いておく
- コードカバーをつける
- 配線隠し用のボックスを使う
- 噛む用のぬいぐるみやおもちゃを準備する(誤飲の危険がないものを選ぶ)
紐やおもちゃの誤飲
留守番中に猫がゴミ箱を漁ってしまうこともよくあり、何気なく捨てたゴミを猫たちが食べてしまうことがあります。
また普段使っているおもちゃも部品がはずれかかっていたり、紐がついているものなどは誤飲してしまう危険性があるため、留守番の前には猫が口にしてしまいそうなものがないかチェックしましょう。
小さなおもちゃを誤飲してしまうと、手術な必要なケースもあります。猫たちと遊んだあとはおもちゃを片付けるように習慣づけておきましょう。
- 使わないおもちゃは片付ける
- 猫が食べてしまいそうな小さなものは置かない
- 噛む用のおもちゃなどは壊れている箇所がないか確認する
食べ物の盗み食い
飼い主さんが食べ残していたものに猫たちは興味津々です。猫たちにとって危険な食べ物を一部ご紹介します。
- チョコレート
- ネギ科、ナス科の野菜
- アボカド
- コーヒーや日本茶
これらの食べ物を猫たちが誤って食べてしまうことで、死にいたる可能性もあります。留守番中でなくても、日頃から猫たちにとって有害な食べ物は隠すようにしましょう。
戸棚にしまっておいたはずなのに、扉が開いてた…。
猫たちは食べ物があると分かると創意工夫を凝らして、なんとか食べようとすることがよくあります。引き戸であれば簡単に開けてしまうこともあるので、食べ物の場所は特に厳重に管理しておくことが重要です。
- 食べ物は必ずしまっておく
- 猫たちが空けてしまいそうな扉は固定する
- 自動給餌器などを使いフードが時間通りに食べれるようにする
部屋が暑い・寒い
猫たちが快適に生活するため、室温は20〜28℃が最適です。そのため、夏場や冬場のエアコンの利用は必須の条件になります。
夏場の猛烈な暑さや冬場の寒さは猫たちの生命にかかわるトラブルを引き起こす可能性があります。何か異常があっても助けを求めることのできない猫たちのため、エアコンの準備は欠かせません。
Switchbotのハブミニというアイテムがあれば外出先からもクーラーの設定ができるようになります。
暖房器具に関しては十分な注意が必要です。石油ストーブなどは猫たちにとって思わぬ怪我や家事の原因になります。安全面を考えて、留守中の室温はエアコンで管理するほうがオススメです。
- 外出先から遠隔操作できるアイテムを導入する
- 遠隔操作可能なエアコンを導入する
部屋からの脱走対策
猫は思いもよらぬ方法で窓やドアをあけてしまうことがあります。猫が入らない部屋だと思って窓を開けていたら、そこから逃げてしまったということも考えられます。
OPPOのようなドアストッパーを活用する他に、脱走防止用の柵を設置することで対策しましょう。OPPOはドアノブだけでなく引き戸用のアイテムもあるので、こちらも検討してみてください。
またベランダがある場合、窓のクレセント錠をしっかりかけて、かつ予備のストッパーもつけておくと安心です。
- 玄関には脱走防止策を設置する
- 入ってほしくない部屋にはストッパーや鍵をつける
- ベランダへ出る窓へは窓用ストッパーを余分につける
コミュニケーション不足
猫たちの留守番が増えると、飼い主さんと接する機会の減少に繋がってしまいます。単独行動を好む猫ですが、飼い主さんがいないことにより分離不安症となる場合があることも注意しておきましょう。
- 決められた場所以外でトイレをしてしまう
- 過剰に鳴く
- 食欲が落ちる
- ドアを引っ掻いたり、モノを壊す
猫たちも飼い主さんが帰ってくることを心待ちにしています。帰宅した後は、猫たちと遊んであげたり、コミュニケーションをとる時間を意識的に取ってあげましょう。
- 猫と遊ぶ時間を意識的にとってあげる
- 留守番の時間を可能な限り短くする
猫の留守番を見守るアイテム
どんなに事前に対策をしていても、留守中の猫たちの様子は気になってしまいますよね。そんな時にオススメなのが、見守りアイテムの導入です。
Catlogと呼ばれる猫用のアイテムを使うことで、猫たちの現在の行動をスマホアプリを通して知ることができます。
また、日々の猫たちの行動を記録をしてくれるため、健康手帳の代わりとしても活用することが可能です。Catlogについては、【最新機能もレビュー!】キャットログ(Catlog)のメリット・デメリットという記事でまとめているので参考にしてみてください。
また、リアルタイムの様子を画像で確認したい場合はペットカメラの導入を検討してみましょう。
不安な場合は迷わずプロのサポートを活用しよう
準備が不足している場合は、ペットホテルやペットシッターなどプロのサポートを活用しましょう。いづれの場合も費用がかかってしまいますが、安心して留守番させるには必要な出費です。
- ペットシッターがおすすめのケース
→人見知り、警戒心が強い、縄張り意識が強い猫
- ペットホテルがおすすめのケース
→社交的、好奇心旺盛な性格の猫、体調に不安がある場合
また2匹以上の猫を飼っている(多頭飼育)場合は、迷わずプロのサポートの利用を考えましょう。
ペットシッターに依頼し自宅で留守番する
猫たちにとっては家の中がテリトリーであり、もっとも場所です。自宅で長期の留守番をする場合には、ペットシッターさんに依頼して、留守中の猫の世話をお願いしましょう。近所に親族が住まわれている場合は、一時的にお世話をお願いしるという方法もあります。いづれの場合でも、猫の性格や状態、どんなことが好きかなど情報を共有しておくことが重要です。
またペットシッターの場合には、四六時中猫の状態を確認することは難しくなります。その場合には、Catlogのような健康管理グッズやペットカメラを設置することで、外出先からも猫たちの様子を確認することが可能になります。
- 猫たちが最も慣れた環境で過ごすことができる
- 送迎などの時間がないため、時間の融通性が高い
- 人見知りや臆病な性格の猫でも対応することができる
- 人の目が届かな時間帯が多い
- 嘔吐した場合など体調が変化しても、すぐに対応することが難しい
- 他人が家の中に入ることに不安が伴う
ペットホテルに預ける
ペットホテルに預けることも選択肢の一つです。特に動物病院に併設されたペットホテルであれば、具合が悪くなった際にもケアを受けられ、安全に留守番することができます。
しかし、猫たちにとって家以外の場所はテリトリーの外側になります。慣れていない環境で生活することがストレスになるということも考慮する必要があります。事前にペットホテルを訪れてどのような場所で留守番するのか確認することが必要です。
- 預けている間、ご飯やトイレのケアをしてくれる
- 具合が悪くなった場合に迅速に対応できる
- (ホテルによって)預け期間中の様子を報告してくれる
- ホテルまでの移動もストレスになる
- 慣れない生活環境で食欲が落ちる場合がある
2泊3日以上留守にする場合の対策と注意点
- 回数を分けてご飯を食べれない
- 水が飲めない
- トイレができない
- 電気コードを噛む
- 紐やおもちゃの誤飲
- 食べ物の盗み食い
- 部屋が暑い・寒い
- 部屋からの脱走対策
- コミュニケーション不足
猫の留守番を2泊3日させる際は、事前準備が欠かせません。1泊2日では比較的問題が少ないですが、2泊3日は食事・水、トイレの管理、精神的ストレス、予期せぬトラブルのリスクが高まります。留守番中の猫たちにはどのようなリスクが存在するのか理解し、しっかり対策していきましょう。
少しでも不安がある場合はプロのサポートを活用することをオススメします。環境変化が苦手な猫にはペットシッター、自宅外でも安心できる猫や健康管理が必要な場合はペットホテルが適しています。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で選んでいきましょう。